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<CES 2006 レポート>ビクターはLED光源のPTVやEVERIO新提案など多彩な展示

公開日 2006/01/08 17:46
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ビクターの技術展示、LEDを発光源とするプロジェクションテレビ
ビクターは去年に引き続きコンベンションセンターではなく、ラスベガスの南に位置するホテル、マンダレイベイのホールに会場を設けて出展した。来場者にはそれぞれ説明員がつき、同社の今年および今後のコンセプトを案内してまわるスタイルをとった。

技術展示として、LEDを光源とする56インチのプロジェクションテレビが従来のプロジェクションテレビと比較展示され、発色の鮮やかさで見る人の目を奪った(製品化は未定)。PDPやLCDの台頭で薄さに注目しはじめた米国ユーザーを意識し、薄型化にも積極的に取り組んでいでいる。

<ライフスタイル提案>
マルチルームやホームコントロールを軸に、未来の生活空間のコンセプトを提示する空間も設けられた。異なるゾーンでコンテンツを共有し、かつそれぞれのゾーンで異なるコンテンツを楽しむことができるホームサーバーシステムのプロトタイプが出品され、実際に2ゾーンでのデモンストレーションが行われた。

コンテンツを便利に楽しめるホームサーバーシステムを提案

未来のユーザーインターフェースのイメージ

タッチパネル。サムネイルですべてを選択することができる。右側はメディアスペース

<HD-ILAテレビ>
日本でも<BIG SCREEN EXE>でおなじみ、独自のD-ILA技術を用いたビクターのプロジェクションテレビは、今年はHD-ILAプロジェクションテレビとしてデザインも新たに登場する。ラインナップは52、56、61、70インチの4サイズで、70インチは1920×1080のフルスペックハイビジョン(ほかのサイズは1280×720)。

HD-ILAプロジェクションテレビは52、56、61、70の4サイズで展開

<液晶テレビ>
液晶テレビのサイズは26〜46インチまで。解像度は40インチ以上が1920×1080で、それ以下のモデルが1366×768となる。

<カムコーダー>
同社カムコーダー“EVERIO”では連続撮影時間を重視し、「ノーテープ、ノーディスク」をコンセプトにHDDを記録メディアとして採用している。今回、同社では撮影後、記録をメディアに落とす際の利便性を考慮して、「ドッキングステーション」を出品した。これは“EVERIO”の記録をパソコンを介さずにUSB1本でメディアに落とすことができるというもので、8倍速でHDDからDVDにダビングできる。日本発売は未定。

エプリオのHDDをUSB1本でDVDに落とすドッキングステーション

ドッキングステーションの将来的なイメージ

<その他>
DVDプレーヤーにはHDMIを装備していく方針だという。また、北米向けに5枚のDVDチェンジャーがついたプレーヤーも発売する。

そのほか、5色のカラーバリエーションとグミのようなデザインで人気を得たイヤホン、GUMMYや、GUMMYとコーディネイトできる5色のデジタルオーディオプレーヤー、録画メディアにいたるまで、会場には同社の製品が勢揃いした。

5枚チェンジャー付きDVDプレーヤー。北米向け製品

カラーバリエーション豊富なDAPとイヤホン

(ホームシアターファイル編集部・熊澤)

[ces2006]

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