<IFA2005レポート：パナソニック>「HDの未来像」を提案／プロジェクター「AE900」も登場

今回のIFAでは「HDがショー全体の大きなキーワードになっている。パナソニックでは「future vision ideas」というテーマを掲げてプラズマビエラを中心に「HD」を核にした未来像に関する様々な提案展示を展開している。

HD放送は欧州でも開始されており、これに対応したHD大画面プラズマビエラを大々的に展示展開。また、先日日本で発表されて大きな話題を集めた65V型のプラズマも展示して来場者の注目を集めていた。

また、このHDフラットテレビを中心にHDカムコーダー、HD PLCアダプター・HD COAXアダプター・HDワイヤレスアダプターの組み合わせによるワイヤレス宅内HD伝送システム、BDレコーダーなどを提案展示。HDカムコーダーとワイヤレス宅内HD伝送はいずれもプロトタイプ展示。日本ですでに市場投入されているBDレコーダーだが欧州にはまだ導入されていない。同社の説明員の話によると、欧州市場への導入時期は未定とのこと。

映像機器ではPDPなどのフラットデジタルテレビに加えて、フロントプロジェクター「PT-AE900E」が姿を現した。ピクセル数は1280x720、5500：1のハイコントラストと1100ANSIルーメンの明るさを実現している。機能面ではレンズシフトが可能、HDMI端子を装備している。

9月2日にICCで開催された「IFA2005キーノートスピーチ」におけるパナソニックAVC社の大坪社長の講演「The High Definition of Future in Europe」の内容が具体化された提案性の高いブース構成で、来場者の興味を集めていた。

（Senka21編集部）
[IFA2005REPORT]