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パイオニア発表会Q&A全掲載「フルHDパネルはCEATECかCESで公開」

2005/07/21
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ついに発表されたパイオニア“ピュアビジョン”の新シリーズ。ここでは発表会で行われた質疑応答の全問全答を紹介しよう。

Q.今期の出荷目標が80万台とのことだが、滞りなく進んでいるか。
A.今回の新製品はほぼ世界同時で立ち上げる。内覧段階での評判も非常によい。80万台は最低限で、100万台に届かせたい。

Q.パネルのOEM供給に関する進捗状況はどうか。
A.プラズマに参入したいなど、当社への信頼性の高さから、いくつかのオファーを受けている。秋から一気にOEMビジネスも進めたい。

Q.リストラの進捗状況は?またプラズマ部門でのリストラもあるか?
A.現在、経営効率委員会を設け、さまざまな対策を行っており、下期から効果が出始めると考えている。また、プラズマ云々の話についてはまだお話しできない。

Q.片側駆動を実現したことによりモジュールのコストはどの程度下がるのか?
A.現在、PDPの価格は年間20〜25%程度下がっている。片側駆動もコスト削減の一環だ。

Q.LG電子の片側駆動とどう違うか?
A.他社製品のことをとやかくいうつもりはないが、同じ片側駆動でも全く違うものである。

Q.今期80万台以上の出荷を目指しているとのことだが、国内でのシェアの目標はあるか?
A.25%以上のシェアを必ず獲得したい。

Q.リアプロジェクションテレビの市場性、また技術的な課題などについての考えを聞かせて欲しい。
A.最近までは、リアプロとプラズマの価格差が2〜3,000ドル程度あり、リアプロの利点もあったが、最近ではこれがかなり縮まってきた。また、アメリカとヨーロッパで壁掛けの需要が急増してきた。これらの理由により、「やっぱり買うならプラズマ」というムードが醸成されてきた。我々はプラズマ一本でやっていく。

Q.プラズマが1インチ5,000円に到達するのはいつ頃と考えているか?
A.2008年くらいが業界の目標になるだろう。ただし、モノのクオリティに妥協をするつもりはない。

Q.フルHDの発売はいつ頃か?年内に間に合うか?
A.年内は無い。今年のCEATECか、来年のCESにパネルを展示する予定だ。発売は来年のサッカー前に間に合わせたい。

Q.松下の寡占化が進む中で、松下の低価格攻勢についていくのか、それとも少し高い価格でプレミアム感を出すのか?
A.我々は独自路線を貫いていく。我々が提供する感動にあった価格付けということになる。もともと松下さんのように6割のシェアを取ろうなどとは考えておらず、15〜20%取れればよいという姿勢でやってきた。市場は確実に大きくなるので、その中で変わらないシェアを確保していきたい。

Q.販売などでも、松下などに比べ、かけられる金額が違うと思うが?
A.同じような金額を投入できないのは当然。同じようにテレビCMを打っても物量では勝てない。何か違う方法を考えたい。

(Phile-web編集部)

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