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ソニー、小型・低価格化を果たした“デジタルハイビジョンハンディカム”を発売

公開日 2005/05/17 15:35
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カラーはシルバーとブラックの2種類

液晶モニターはタッチパネル式
ソニーマーケティング(株)は、手軽に1080i方式のハイビジョン映像を記録できるHDVカメラ“デジタルハイビジョンハンディカム”「HDR-HC1」を7月7日より発売する。価格はオープンだが18万円前後での販売が予想される。

本機は録画方式に、従来のミニDVテープにハイビジョン映像を記録できる「HDV方式」を採用。1080iモードと720pモードでのハイビジョン撮影が可能なほか、従来のDV方式(480i)での撮影も可能だ。記録画素数は1080iモードが1440×1080ドット、720pモードが1280×720。各画素は横長の形状のため、この比率で16対9の映像となる。

イメージセンサーには、新開発の1/3型297万画素CMOSセンサーを採用。映像信号の高速読み出しや、自然な階調表現、スミアのない映像などを実現し、1チップ構成としたことで本体の小型化にも貢献している。またコーデック部には、上位モデル「HDR-FXC1」に搭載した「HDコーデックエンジン」を採用し、高画質なMPEG記録を実現した。液晶モニター部は16対9の2.7型でタッチパネルを採用している。

片手でも余裕に持てるサイズに

従来のミニDVテープを使用


ワイド/テレコンバージョンレンズをオプションで用意
出力端子部にはD3/D4端子、i.LINK端子などを搭載。録画した映像はハイビジョン対応のテレビに映し出して楽しむことができるほか、HDV対応のi.LINK入力端子を装備した“ハイビジョン「スゴ録」”などに、HD映像のままダビングすることも可能だ。

また本機は、“メモリースティック デュオ”を使用した静止画撮影機能も搭載。最大で1920×1440ドットの静止画撮影が可能で、動画撮影中でも1.2メガ相当(1440×810ドット)の静止画を記録することができる。また、HDVモードで撮影後のテープからも、1.2メガ相当で静止画を切り出すことが可能となった。

マニュアル撮影機能も充実しており、レンズ部側面に各種機能ボタンを配置した。画面中央を約2倍に拡大する「拡大フォーカス」や、あらかじめ設定して置いたカメラ設定値をボタン一つで呼び出す「ショットトランジョン」、人の肌の部分を検出しソフトに表現する「ソフトスキントーン」などを搭載している。

なお専用のアクセサリーとして、ワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0737Y」倍率(0.7倍)や、テレコンバージョンレンズ「VCL-HG2037Y」(倍率2.0倍)なども用意される。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
お客様ご相談センター
TEL:0570-00-3311(ナビダイヤル)
TEL:03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-HC1
  • 発売日2005年7月7日
  • 価格\OPEN(予想実売価格18万円前後)
【SPEC】●記録メディア:ミニDVカセットテープ ●イメージセンサー総画素数:1/3型 297万画素CMOSセンサー ●最低被写体照度:15ルクス ●レンズ:カール・ツァイスレンズ(バリオ・ゾナーT*) ●ズーム:光学10倍、デジタル120倍 ●F値:F=1.8〜2.1 ●焦点距離(35mm換算):f = 16:9時 5.1〜51mm (41〜480mm) ●モニター:2.7型液晶 ●入出力:HDV/DV入出力(i.LINK)、コンポーネント出力(特殊D端子)、映像入出力、S映像入出力 ●外形寸法:71W×94H×188Dmm ●質量:約680g(本体)