ケーブルブランド探訪記特別編(英国QED社を訪ねる 後編ラインナップ紹介1)

公開日 2002/11/27 17:32
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QEDケーブル専用のクリップツール(左)、「GENESIS」と新型モデル「X-TUBE」(右)
●英国QED社の訪問記。前回は同社のケーブル作りに関するポリシーをお伝えしてきましたが、今回はいよいよそのラインナップに迫る。
QED(QED=Quality-Electric-Design)社は1973年に創立し、1978年よりケーブル開発を開始した。
下記は第1次ラインナップの集大成にあたり現在もフラッグシップに位置するスピーカーケーブル「Genesis」が完成した1984年までのスピーカーケーブルのラインナップである。なお、すべてのモデルに共通するのは導体に99.999%の5N無酸素を採用している点である。

●HIGH PERFORMANCE SPEAKER CABLEシリーズ

「Micro」
最もリーズナブルな導体直径1.25mm×2の平行型のスピーカーケーブル

「Orijinal」
Microをベースに低ロスを実現させるLDPE被覆を採用。導体直径は2.5mm×2

「BronzeSpecialEdition」
Orijinalをベースに導体をスパイラルさせたモデル。導体直径は2.5mm×2

「SilverAnniversary」
導体に銀コーティングの5N無酸素銅を採用したスパイラル構造。導体直径は2.5mm×2

「PROFILE4×4」
直径1.25mm導体を8本平行にフラットな構造としたもの

「PROFILE 12」
直径0.63mmの銀コーティング5N無酸素銅を12本平行にフラットな構造としたもの

「GENESIS」
QED社のフラッグシップモデル。外径17mmの極太透明被覆を採用し、銀コーティング5N無酸素銅を低損失コアを中心に配列されている。バイワイヤ仕様もあり。

●接合プラグについて
なお、プラグはバナナとスペードを選ぶことができ、写真にあるようなQEDのケーブルにしか使えないオリジナルのプラグプリップツールによって完全接合を実現させている。
QED取り扱いの各店にはこのツールが置かれているので、必要な長さを注文したらその場ですぐにプラグを装着してもらえる仕組みになっている。

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