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【特別企画】全国の販売店で実施される試聴イベント

「ハーマンサウンドキャラバン」が創るオーディオの未来。ユーザー・店舗・メーカーをつなぐ画期的な試みの背景

ファイルウェブ編集部

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2018年07月19日


もちろん、キャラバンにおいて絶対にJBLが登場しないわけではない。会場となるショップが取り扱っていれば、『EVEREST』が組み合わせられることもある。しかし、それでもフィーチャーされるのがマークレビンソンとREVEL(レベル)であることには理由があった。

マークレビンソンとREVELによるシステム

マークレビンソンは、この5年で大きく進化した。「トッド・アイケンバウムという優秀なエンジニアを約5年前にエンジニアリーダーとして迎え入れました。彼の主導のもと、培ってきたブランドの技術を継承しながら開発が進められ、現在に至るまで8機種というハイペースで製品を発表しています。2017年にブランド初となるレコードプレーヤー『No.515』が発売され、インプットからアウトプットまで、マークレビンソンで揃えることができました」と御子柴氏が語るように、『500シリーズ』すべてが一新された。

ハイエンドオーディオらしく、投入される物量も相当なものだ。必然、スペースも必要となる。新しいマークレビンソンのサウンドを聴いてもらいたくとも、それを実施できるイベントは限られる。キャラバンは、シリーズの実力をまとめて確かめられる絶好の機会となっている。

そしてREVELは、マークレビンソンの良きパートナーとして選定された。御子柴氏は「そもそもREVELは、マークレビンソンにふさわしいブランドを作ろうと立ち上がったブランドです。マークレビンソンの音の良さを100%引き出すことが出来ると考えています」と、その実力に太鼓判を押す。

マークレビンソンとREVELはブランドの成り立ちからも、非常にマッチングの取れた関係にある

御子柴氏はまた、REVELについて「アメリカでは『リンカーン』に搭載されるなど、世界的にはハイエンドスピーカーブランドとして成功しているのですが、日本ではまだまだ認知されていません。この魅力を知っていただきたい」と続ける。確かに実力あるブランドだけに、知られていない現状はもったいない。

実際にREVELの音を聴いたユーザーからの反応は非常に良く、確かな手応えを感じたという。またコストパフォーマンスが高いことも特徴だ。同じハーマングループとして、JBLやInfinityなどと技術・設備を共有できるため、開発における投資を削減できるのだ。藤田氏は「磁気回路などの心臓部にはJBL、振動板にはInfinityの技術を活用しています。他ブランドでこのスピーカーを作れば、倍の価格になってもおかしくない」と自信を見せ、御子柴氏もその言葉に力強く頷いた。

REVELにはハーマングループの技術が投入されているという

そして繰り返しになるが、キャラバンでは必ずしもマークレビンソンとREVELの組み合わせしか聴けないわけではない。藤田氏は、イベントにおける実施内容は柔軟に対応していることを強調する。

「REVELの音を聴いたことがない、という方が多いのは確かです。マークレビンソンも、ブランドのことはご存知でも、新しくなったラインナップを聴くのは初めてという方もいらっしゃいます。ですから、ふだん聴いているJBLのスピーカーで聴きたいというご要望があれば、販売店でJBLスピーカーを取り扱っていれば使用し、そうでなければ我々が持ち込んでいます」。

押し付けではなく、あくまでユーザーが主体というスタンスを徹底している。その上で、耳にする機会こそ少ないが、メーカーが自信を持っておすすめできる製品をユーザーに体験してもらいたいというのが、今回のブランド選定の理由だ。

REVELのサウンドについて藤田氏は「正確かつ自然な音、というのが開発のキーワードです。また、スピーカーの存在を感じさせない、目を閉じればそこに演奏のステージが広がるようなリスニングを目指しており、それはマークレビンソンのテーマとも一致します。マークレビンソンの精緻な音を、ただ高精細というだけでなく、音楽としての聴きやすさを持って鳴らしてくれます」と説明してくれた。

多くの方にマークレビンソンとREVELのサウンドに触れて欲しいと藤田氏

最後に2人は「サウンドキャラバン」について、次のように語った。

「いつも楽しんでいる音楽ソースをお持ちいただき、違う機器で聴いたらこんな風に変わるんだということを、ぜひご体験いただけたらと思います。ちょっとした疑問や、こんな聴き方をしてみたいといった要望なども、どんどんぶつけてください」(御子柴氏)

「音楽を聴くことでも、私共の話を聞くことでも、自由に楽める場になれば幸いです。遊びに来るような感覚でお越しいただきたいと思います」(藤田氏)


キャラバンは取材時点ですでに8店舗以上での実施が決定している。下記の実施概要を確認いただき、近くで行われる機会があれば足を運んでいただきたい。また今後も実施店舗は順次増えていくため、開催情報も欠かさずチェックして欲しい。

サウンドキャラバン 今後のイベント情報】*現段階で決定している店舗情報
・マックスオーディオ小倉店
 開催日時:7月28日(土)、29日(日)

・シマムセン
 開催日時:8月4日(土)、5日(日)

・CAVIN大阪屋
 開催日時:9月1日(土)、2日(日)

・ダイナミックオーディオ5555
 開催日時:9月8日(土)、9日(日)

・オーディオショップあめたに
 開催日時:9月15日(土)、16日(日)

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