HOME > インタビュー > 記事

インタビュー

ケースイのスペシャルインタビュー

漫画家・永井豪氏が迫る!ソニー「BDZ-EX200」搭載“アニメ・CGリマスター”の実力 − BD版『真マジンガー衝撃!Z編』を見る

インタビュー&レビュー/鈴木桂水

前のページ 1 2 次のページ

2009年10月23日
「“アニメ”を美しく録画・再生できるBDレコーダー」として注目を浴びるソニーのBDレコーダー「BDZ-EX200」は、従来機が搭載した高画質回路「CREAS」を次のステップへ進化させた高画質映像回路「CREAS 2 plus」を搭載し、前モデルよりも画質を大幅に改善させた。


高画質回路「CREAS」が進化したポイント。ブルーのアイコンが「CREAS 2」の、紫のアイコンが「CREAS 2 plus」の新機能となる
はじめに映像回路「CREAS(クリアス)」について簡単におさらいをしておこう。CREASは8bitの入力信号を14bitに復元して、映像の階調感やディテールをよりクッキリ、滑らかに高画質化して表示する機能を基本とする回路だ。デジタル放送はもとより、DVDなどの映像もより高画質に表示できる性能を備えている。ソニーではCREASの実力について「一般的なテレビが搭載する映像回路よりも、HDMI経由でBDレコーダーを通して見る方が美しい映像が楽しめる」とアナウンスしている。筆者は過去にPhile-webの連載の中で、前モデル「BDZ-X95」を使ってCREASの実力を検証している。最初は「どんなテレビに接続してもキレイなんてことが有り得るのか?」と思いながら映像を厳しくチェックしたのだが、視聴の結果、CREASの実力を認めざるを得なかった。詳細は過去の連載記事を参考にしてほしい。

2009年秋冬の主力モデルとなるBDZシリーズでは、このCREASの進化版となる高画質回路「CREAS 2」が搭載されてる。「CREAS 2」では黒を引き締め階調表現を豊かにする「クリアブラック」機能や、液晶/プラズマ、プロジェクターなど接続したモニターの種類に合わせて最適な画質で表示する「モニター別画質プリセット」が搭載された(関連ニュース)。

特に「クリアブラック」は暗部が白浮きしがちな、性能の低い液晶テレビに接続した場合にも黒をしっかり引き締めるので、その効果が実感しやすい。プラズマなど繊細な黒表現が可能なテレビとの組み合わせでは十分にその機能が発揮されるだろう。


ソニーのBDレコーダー「BDZ-EX200」
さて、ここからが今回のレポートの本題だ。09年秋冬モデルのラインアップにおいて、最上位モデルとなる「BDZ-EX200」(関連ニュース)にのみ、「CREAS 2」を本機専用にチューンアップした高画質回路である「CREAS 2 plus」が搭載されている。この「plus」には、アニメを高画質で録画・再生する「アニメ・CGリマスター」や、アニメ特有のバンディング(グラデーション部分が帯状に表示されるトラブル)を改善する「スムージング機能」、そして輪郭部分のジャギーを抑えて、発色も向上させる「クロマアップサンプリング機能」が含まれている。

これらの再生機能に加え、録画時の画質向上用に「インテリジェントエンコーディング」機能も搭載されている。BDレコーダーで録画する場合、ここ一番の番組以外は、動画データを圧縮して長時間録画を実現するMPEG-4 AVC/H.264形式を使うのが一般的な使い方だろう。最近BDレコーダーのカタログを見ると「●倍記録」などと表記されているのがこの長時間録画機能を指すものであり、放送画質のまま録画するDRモードに比べて、MPEG-4 AVC/H.264形式を使うことで、より長時間録画が行えることを示している。

ソニーのインテリジェントエンコーディングには、DRモードからMPEG-4形式に変換するエンコーディング時に、録画する映像シーンに合わせて最適なビットレート配分を高精度に行う「新ダイナミックVBR」や、EPGの番組ジャンル情報に応じて、あらかじめ「アニメ」「映画」「スポーツ」「音楽」などそれぞれ最適化した画質パラメーターに設定する「ジャンル別エンコーディング」が含まれている。新しいBDZシリーズでは、最長で1枚25GBのBDメディアに17時間記録ができる「8倍録画」が可能なので、例えば30分のアニメ番組なら34本分も記録できることになる。実際は1枚のBDに6時間記録できるSRモードが実用的な画質だろうが、インテリジェントエンコーディングを使えば「いちおう抑えておこうか」という程度にチェックしたい番組でも、画質劣化を最小限に抑えながら、長時間録画が可能だ。

さらにアニメファンにとって見逃せない機能が今回のBDZシリーズから搭載されている。それが、BDZ-EX200/BDZ-RX100/BDZ-RX50が搭載した「スカパー!HD」対応機能だ。2009年10月からハイビジョン番組の本格放送がスタートしたが、スカパー!HDチューナーを接続することで、BDZシリーズでスカパー!HDの番組を録画できるようになったのだ。スカパー!HDと言えば、アニメコンテンツの宝庫だが、お宝番組がハイビジョン画質で保存できるのだ。スカパー!はこれまで「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」などの名作を一挙に放送することが多かったので、ここはぜひ“アニメに強い新・BDZシリーズ”でガッツリと録画したいものだ。


【お話を伺った方】


ソニー(株)オーディオ・ビデオ事業本部 ビデオ事業部門 システム設計部 1課 長沼 宏昌氏

「ローカル局で放送されるアニメ番組をよく見ています。中には貴重な作品も多いのですが、放送時の画質が思わしくないことが多く、少しでもキレイに録画・再生したいという思いから『アニメ・CGリマスター』を開発しました」と語る、BDZシリーズ開発担当者の長沼さん。どんな作品がお好きなのか、訊ねてみると「それはちょっと…」と、やんわりと取材拒否(笑)。これは、そうとうなアニメ好きだろうと筆者は感じた。


巨匠・永井豪氏がソニー「BDZ-EX200」の実力に迫った!

前のページ 1 2 次のページ

関連記事