【ミニレビュー】官能的な音色に酔わせる。デンマーク・ARGENTO AUDIOの「Serenity Signature-XLR」
園田洋世注目のオーディオアクセサリー製品の魅力をワンポイントでお届けする「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。9月は、30万円代の海外製“ハイクラス”XLRケーブルを4機種ピックアップ。まずはデンマークのARGENTO AUDIO(アルジェント・オーディオ)からご紹介!
純銀導体を採用した質感表現の魅力
デンマークのハイエンドケーブルブランドARGENTO AUDIOはすべてのケーブルにきわめて純度の高い銀製の導体を採用している。今回聴く同社のエントリーライン「Serenity Signature」の導体ももちろん純銀である。
絶縁体は最適な誘電特性と振動抑制効果を持つ独自のVDM(Vibration Damping Material)。両端のコネクターもARGENTO AUDIOの完全オリジナル品で、その導通部も導体とまったく同じ純銀製だ。
柔らかくて取り回しが非常に楽な「Serenity Signature XLR」を、DACとして使用するマランツ「SA-10」、プリメインアンプAudia「FLS 9」との間に繋いでQobuzで試聴してみる。
雑味がまったくない、独特の官能的な音色と質感表現で酔わせるケーブルだ。ハイ・ファイ・セット「卒業写真」はなめらかで子音の強調感皆無のヴォーカルと、生々しいコーラスにドキッとする。聴いていて耳にとても美味しい。
アナスタシア「Silk And Velvet」はヴォーカルのハスキーさは和らぐが、解像度は高い。不快な音がまったくしない。
Yosi Horikawa「Bubbles」はたくさんの物体が床に弾む音がしっかり立体定位する一方で、たくさんの物体が床に落ちては弾む音がまろやかで、デリカシーが感じられる。電子音の各音はウェットだ。
官能的なだけでなく、銀の高い導電性をしっかり引き出していて、解像度の高さと音場の広さでも驚かされるSerenity Signature。ずっと音楽を聴いていたくなる。