魅惑の球体スピーカー「DEVIALET Mania」にサマーカラー登場。DEVIALETと過ごすラグジュアリーな音楽ライフ
杉浦みな子コンパクトな球体に最新オーディオ技術を凝縮
2007年にフランス・パリで創業されたラグジュアリーオーディオの代表的ブランド、「DEVIALET(デビアレ)」。洗練されたデザインと、独自のアナログ・デジタル・ハイブリッドアンプ(ADH)などの特許技術による高品位な音響プロダクトを追求し、そのクオリティによって世界中でファンを増やしている。
流線型が美しいフラッグシップスピーカー「Phantom Ultimate」や、ハイエンドアンプ「Astra」などのハイグレード機器をラインナップする同社だが、今回は2022年に登場したポータブルワイヤレススピーカー「DEVIALET Mania(デビアレ マニア)」に注目したい。
片手でサクッと持ち運べる、コンパクトな球体デザインが印象的な1台だ。 DEVIALETの製品群の中では、カジュアルな位置付けのモデルとなる。
このたび、このDEVIALET Maniaシリーズに、爽やかさを演出する新たなサマーカラーが登場。「ローズブルーム」「ホワイトミスト」「モスグリーン」の3色がラインナップに加わった。
本記事では、この美しい新色ローズブルームを使いながら、現代の音楽ライフをラグジュアリーに格上げするDEVIALET Maniaの魅力を、改めてレビューしていきたい。
夏を彩るサマーカラー「ローズブルーム」「ホワイトミスト」
DEVIALET Maniaは、製品としては「Wi-FiとBluetoothに両対応する、バッテリー内蔵ワイヤレススピーカー」という区分になる。しかしまずインパクトがあるのは、その見た目だ。
本機を初めて目にしたとき、誰もがその球体をベースとした独特のフォルムに目を奪われるだろう。まるで未来的なオブジェや上質なインテリア雑貨のような佇まいは、従来の「箱型スピーカー」の概念を鮮やかに刷新する。
本体サイズは176W×193H×139Dmmで、質量は2.3kg。肌触りの良いファブリックの球体を包み込むフレームは、ハンドル部とシームレスに繋がり、一体感のある仕上がりだ。
そして今回追加された2つのカラーがまた、所有欲をくすぐってくる。「ローズブルーム」は、ピンク調のファブリックに明るいオレンジのアクセントカラーが特徴。美しい夕日がもたらす「今、この瞬間、そして永遠へ」という瞬間的な感覚をイメージしたという。我が家のリビングに設置してみると、インテリアのワンポイントとなり美しく空間を引き締めてくれた。
一方で「ホワイトミスト」は、クリアでモダンな空間に溶け込むホワイトカラー。「朝の霧が立ち上る直前の、夏の風景と雰囲気を捉えた」というそれは、ミニマルなインテリアやナチュラルテイストの部屋にもすんなりと馴染みやすい。
その内部には、最大10時間再生が可能なバッテリーを搭載し、本体はIPX4の防水性能に対応している。リビングや寝室などの屋内はもちろん、アウトドア環境まで、様々な場所に自由に持ち出せるのも魅力だ。
製品には、専用のキャリングケース「Cocoon」が標準付属。スピーカー本体に合わせたカラー展開で、形状・サイズ含めた専用設計のため、ぴったりと収納して持ち運べる。ポータブルスピーカーとして、外へ持ち運ぶ際のワクワク感の演出まで計算ずくというのがニクい。
部屋に広がる独自の360度DEVIALETサウンド
続いてはいよいよ、核となるオーディオ性能について見ていこう。本機はポータブルスピーカーというカジュアルなアイテムでありながら、そこにはDEVIALETが誇る音響アーキテクチャが詰め込まれている。
コンパクトな筐体内部には、背中合わせに配置された2基のサブウーファーと4基のフルレンジドライバーという全6基のスピーカードライバーを搭載。1基のドライバーに対して1基のClass-Dアンプを個別に割り当てて駆動する高品位設計となっていて、出力は38W×2(サブウーファー)+25W×4(フルレンジドライバー)を確保する。周波数特性は30Hz〜20kHz。
そして象徴的な技術の一つが、内蔵された4基のマイクでリアルタイムに部屋の音響特性を測定する「ASC(Active Stereo Calibration)」機能。簡単に言うと、設置位置に合わせてサウンドを最適化してくれるものだ。
本機を部屋の中央に置くと、4基のフルレンジドライバーに左右チャンネルを効果的に割り当てる「Cross-stereo architecture」との相乗効果で、全方位的な360度ステレオモードとなる。一方、壁の近くに置くとリアの2基のドライバーがフロントをシームレスに補強し、ワイドなサウンドステージを自動構築する。
再生スペックは、Wi-Fi接続でSpotify ConnectとAirPlay 2、BluetoothでSBC/AACコーデックに対応。そのほかにAmazon Alexa連携機能も備えており、普通に「アレクサ」と話しかけてスマートスピーカーとして使うことも可能だ。
DACの再生品質は非公開のようだが、実際に音を鳴らしてみるとびっくり。筆者宅では主にSpotifyからのネットワーク再生を楽しんだのだが、見た目のイメージを良い意味で大きく裏切る音の広がりと、低音のパンチ力に驚いた。
DEVIALET独自の特許技術「SAM(Speaker Active Matching)」テクノロジーによってウーファーの駆動力が引き出されているおかげか、広がりと解像感があるサウンドの中で、アタック感の強い重低音が深く鳴る。特に、多層的なリズムと電子音が複雑に融合する現代ポップスや、EDM・ヒップホップなど打ち込み系の楽曲との相性は抜群に感じた。
Kvi Baba『BPM feat. KREVA』を再生すると、ズンズン沈むキレのあるビートとクリアなシンセサイザーの主旋律、そこに浮かぶ心地良いフロウの立体感が心地良い。アタック感の強い低音に合わせて、前面のウーファーユニットが振動しているのも目視できるほどで、パンチのある音が我が家のリビングに浸透していく。
アイナ・ジ・エンド『革命道中 - On The Way』を鳴らすと、キャッチーかつリズミカルに作り込まれたバックミュージックはスピード感があってエッジが効いており、楽曲の持つ疾走感を高めてくる。そしてその中心に押し出されるアイナのハスキーなボーカルは伸びやかで、アコースティック感のあるブレスも感じられた。
ちなみに、本機はステレオペア機能などは非搭載。しかし上述の通り、単体でサウンドが広がる作りになっている上、コンパクトな設置性の良さも踏まえると「これ1台でこの音ならアリ」と思えるクオリティだ。
Bluetooth再生は最大でAACコーデックまでの対応だが、キレのある低音のアタック感は健在で、Wi-Fiのない環境でスマートフォンの音楽をサッと再生したいシチュエーションでも、満腹感のある音楽再生を提供してくれる。
なお、初期設定やEQ調整には専用のDEVIALETアプリが用意されているので、インストールしておくとスムーズだ。
「ラグジュアリーなワイヤレススピーカー」という唯一無二の選択
DEVIALET Maniaは、単なる「おしゃれ系スピーカー」では決して終わらない。部屋のインテリアを華やかに彩るオブジェとしての美しさがありつつ、その場所を高品位なDEVIALETサウンドで満たすオーディオ性能も融合している。まさに「ラグジュアリーなワイヤレススピーカー」と呼ぶにふさわしい逸品と言えよう。
いわば、所有する喜びと良い音で日常を彩る高揚感を、ハイクオリティなデザインとプロダクトの機能性で演出してくれるアイテム。空間の質と音楽ライフの双方を高めたい方に、ぜひ手に取ってほしい1台だ。
(提供:完実電気)