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公開日 2020/08/14 06:40
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第253回】

おうち時間のエンタメを充実! 1万円で買えるデスクトップスピーカー5選

高橋 敦

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おうち時間に投資できる今こそ「スピーカーリスニング」!

現状をきっかけに「おうち時間」や「在宅勤務」は、一時の対応ではなく新しい暮らし方として定着するかもしれない。そしてオーディオ的に「おうち」「在宅」となればスピーカーリスニングだ。

これまでは「スピーカーにお金を注いでも家で音楽を聴いたりする時間がないよ」と思っていた方も、家にいる時間が増えてくるなら話は変わってくるのではないだろうか。どんどん増えてきている配信ライブも、イヤホン装着だとサウンド的にというより、スタイル的にこじんまりとしてしまう感もある。

そこで今回は、完全おうち用として検討できる状況だからこその選択として、「ノートパソコンの両サイドに置けるサイズ感」「アンプ内蔵だからパソコンやポータブルプレーヤーのヘッドホン端子とつなぐだけで使える」パワードスピーカーを紹介しよう。

ポータブルスピーカーの大半を占める左右一体型と違ってパソコンの左右に設置しやすいし、左右に広がるステレオ感をしっかり再現できる。有線接続だからレイテンシーとも無縁で、パソコンで映像コンテンツを楽しむときの音ズレ問題もない。

加えてスピーカーリスニング自体のエントリーという位置付けにおいては特に大切な価格面においても、1万円ほどの予算があれば選ぶのに迷える程度に十分な選択肢が揃う。今回は、その中でもアンダー1万円の製品を5機種集めてみた。

下記本文と同じ並びで左端FOSTEX→右端EDIFIER

FOSTEX「PM0.1e」直販価格7,850円(税抜)!
TASCAM「VL-S3」直販価格8,800円(税抜)!
SAMSON「MediaOne M30」直販価格7,980円(税抜)!
ALESIS「ELEVATE3 MKII」予想実売価格9,980円前後(税込)!
EDIFIER「R1100」直販価格9,241円(税抜)!

デスクトップスピーカー選びのチェックポイント

各製品のポイントを紹介していく前に、デスクトップスピーカー選びを通してのチェックポイントをいくつか挙げておこう。

1.サイズ
単純にスピーカーの大きさ。箱や口径が大きいほど低音再生の面で有利な上に、箱が大きくなると低音再生用ウーファーと高音再生用トゥイーターで片側2基のドライバーを搭載する2ウェイ構成も可能となり、高音側の再生能力にも余裕が出やすい。しかし大きいスピーカーはデスク上のスペースをがつんと消費する。

同じく左端FOSTEX→右端EDIFIER

2. ボリュームやスイッチ類の配置
ボリュームノブが背面にあると当然、スピーカー側での頻繁なボリューム調整はやりにくい。普段の音量調整は主にパソコンや再生アプリ側で行うことになるだろう。また電源スイッチが背面にある製品は常時電源オンという使い方が想定された設計と考えてよい。背面にあるのが良い悪いではなく、それが自分の使い方に合うか合わないか、あるいはそれに自分の使い方を合わせられるか否かを考える必要あり。

前面にあった方がより便利なのは当然だが、使い方によっては背面でもさほど困らなかったりする

3. セッティングの自由度
サイズが小さい方が設置の自由度が高いことはもちろん、スピーカー本体がスラントしているか、設置角度調整の仕組みは標準で用意されているかなども、実際にデスクに設置する際には見落とせないポイント。また設置環境や好みに合わせての音質調整機能の有無も要チェック。再生アプリ側のイコライザーなどでも対処できるが、どちらを好むかは考え方次第だ。

今回紹介する中ではFOSTEX PM0.1eのみスラント形状

まずはFOSTEX「PM0.1e」から!

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