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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第253回】

おうち時間のエンタメを充実! 1万円で買えるデスクトップスピーカー5選

公開日 2020/08/14 06:40 高橋 敦
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“あの”サムスンじゃないよ、SAMSON「MediaOne M30」!

また少しサイズアップしてSAMSON「MediaOne M30」(直販価格:税抜7,980円)。このあたりのサイズからは物理的視覚的な圧が強めに感じられてくるかもしれない。

このあたりからは購入前のサイズ確認、設置イメージの把握をよりしっかり行っておく必要がありそう

さてこちらは、韓国のサムスン電子ではなく、ニューヨークに本社を置くアメリカの音響機器メーカーの「サムソン」製スピーカー。ニューヨークといえばあのELECTRO HARMONIX社の本拠地としても知られる、音楽の中心地のひとつだ。そこで揉まれたブランドであればその実力にも期待が持てようというもの。

大きめサイズは設置性の面ではやはり少し不利ではある。13 - 14インチのノートPCだと、ディスプレイよりもスピーカーの方がわずかに背が高くなる場合もありそうで、視界の中での主張というか圧迫感も強め。逆にもっと大きなサイズのパソコンを使っているならそのディスプレイとのバランスはよいかもしれない。

いずれにせよ、前述のようにこのモデルにもスラント形状や仰角調整の仕組みは採用されていないので、設置時にはユーザー側の工夫でそこの調整も必要だ。

電源スイッチを兼ねるボリュームノブは前面に装備。こまめな電源オンオフ、スピーカー側での音量調整も無理なく可能。

左手に見えますのはヘッドホン出力端子でございます

こちらは背面で、BASS BOOSTスイッチも搭載している。背面スイッチなことからもわかるように基本決め打ちで使う機能だろう。設置環境や好みに合わせてオンかオフを選び、以降はそのまま固定というわけだ。

この背面のレイアウト、後で試験に出ます

サブウーファー出力とBASS BOOSTスイッチ

前面にはヘッドホン出力、背面にはサブウーファー出力も装備。ヘッドホン出力は、パソコンのヘッドホン出力を本機との接続に使用したままで、イヤホン等を本機経由で利用できる利便性がポイント。ただし音質面はあまり…なので、あくまでも利便性重視のものだ。

サブウーファー出力はその名前の通りのもので、このスピーカーにサブウーファーを組み合わせる際に便利。ちなみに、日本への導入は不明だが本国では“Media Oneシリーズ”にサブウーファーもラインナップされている。

大きめサイズは設置性の面では不利だが、音質面では一般論的には有利。ポリプロピレン振動板ウーファーは3インチ、シルクドームトゥイーターは3/4インチ。メートル法換算で8cm弱、2cm弱とドライバー口径はVL-S3と比べて大差ない。

しかし、ということはドライバー口径に対して箱の容積に余裕があるわけだ。それが中低域の余裕につながる! かもしれない。周波数特性も50Hz - 20kHzと、スペックで見ればここまでの2モデルより低域側がぐっと沈んでいる。

というところを踏まえた上で実際のサウンドはというと、見た目の大きさやスペックほどには、ここまでの小型モデルと比べて低域が特に充実という実感はなく、持ち味はむしろ中高域!

エレクトリックピアノのキラキラ感やスネアドラムのザシュッとしたバズがより際立ち、音楽の目鼻立ちがくっきりする。そのくっきり感は音量を下げたときにも発揮され、深夜などに小音量でコンテンツを楽しみたいなんてニーズにも応えてくれそう。低域の印象が思ったより薄めなのは、高域側の充実があるのでそれとの対比で相対的にということかもしれない。

であるので、実際に使用するときには、Bass Boostをオンにする方が多くなるのではないだろうかと思う。効き具合の自然なブーストなので、常時オンでも違和感はないだろう。

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