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公開日 2025/08/20 14:51
WQHD/最大280Hz対応の27型モデル

アイ・オー、「GigaCrysta」初の有機ELゲーミングモニター。「QD-OLEDパネル」採用

編集部 : 伴 修二郎

アイ・オー・データ機器は、「GigaCrysta」ブランド初となる有機EL(QD-OLED)搭載の27型ゲーミングモニター「LCD-GDQ271UEL」を、本日8月20日(水)に発売する。価格はオープンだが、税込98,780円前後での実売が予想される。



「LCD-GDQ271UEL」


GigaCrysta10周年記念モデル第4弾として、同社初となる有機ELパネルを採用した27型ゲーミングモニター。「QD-OLEDパネル」を搭載しており、最大表示解像度はWQHD(2560×1440)、最大リフレッシュレートは280Hz。そして1,500,000:1の高コントラストによって、没入感のある映像体験を実現するとアピールする。



1,500,000:1の高コントラストを実現


QD-OLEDでは、RGBの発光スペクトルを可能な限り狭めることで色の純度を高め、より鮮やかな映像表現を実現すると説明。DCI-P3を99%をカバーし、リアルな色再現が行えるとしている。


また、上下左右178°の広視野角を実現し、斜めから見ても色やコントラストの変化が少なく、どの角度からでも鮮やかでクリアな映像が楽しめると説明してる。


HDR 10に対応。また、通常のHDR対応ディスプレイと比べ、HDR対応ゲームや映像をよりダイナミックで高画質に表示する「DisplayHDR True Black 400」も取得。10bitカラー出力(10億7374万色)にも対応する。


また、同社が採用するQD-OLEDパネルは画素がRGB(赤緑青)となっており、W(白)の画素を使用しない方式となっている。これにより、W(白)の画素を使用したWOLEDパネルと比べて文字のにじみが軽減され、より明瞭な表示が可能とアピール。ゲーミング用途のみならず、ビジネスシーンやクリエイティブ作業など幅広く活用できると謳う。



文字のにじみが軽減されてより明瞭な表示が可能


さらに応答速度は、0.03ms(GTG)と速い。残像感が少ないことで、FPSやレースゲームなど動きの激しいゲームなどにおいても、圧倒的な視認性の高さで快適なプレイを提供するとのこと。加えて、VESAにより策定されたモーションブラー(映像のブレ)の評価基準である「ClearMR 15000認証」も取得している。


各種可変リフレッシュレート技術への対応および認証を取得しており、“VESA AdaptiveSync” に対応したNVIDIA社G-SYNC Compatibleの認定も取得。ゲーム内FPS値が変動することによって発生するティアリング(画面のずれ)やスタッタリング(カクつき)に対して、モニターも合わせて変動(可変)させることで、画面のずれやカクつきの発生を抑えるという。


PS5のアップデートで対応したHDMI2.1規格のVRR機能にも対応する。ゲームプレイ中のフレームレートの変化に合わせ、モニターのリフレッシュレートを同期させることで、スムーズでティアリングのない快適なゲーム映像が楽しめるとする。VRR有効時の垂直同期可動範囲は48〜280Hz。


機能面では、映像の階調をコントラストが上昇するように調整して映像にメリハリを出す「エンハンストコントラスト」や、暗いシーンに隠れた敵もより鮮明に映し出す「ナイトクリアビジョン」、DVDなどのSD画質(720×480)の解像感を大幅に向上させる「超解像技術」などをサポートする。



映像にメリハリを出す「エンハンストコントラスト」機能


そのほかにも、映像に合わせて効果を自動で調整する「自動調整」機能も搭載。例として、通常のナイトクリアビジョンは暗いシーンも明るいシーンも一定で効果がかかるのに対し、自動調整機能では暗いシーンを自動で判別し、効果が適用される。


パネル焼き付き対策の面も抜かりなく、全4種の焼き付き防止技術(輝度変化)を搭載。長時間変化しないロゴ・UI・バーなどを検知し、検知エリア部分だけ明るさをわずかに下げて焼き付きを抑止する「静的エリア検知」、固定的な画像表示となりがちなタスクバー部分を検知し、そのエリアの輝度をわずかに下げる「タスクバー検知」、特定画像の長時間表示を防ぐため定期的に映像をわずかに動かす「ピクセルシフト」、一定時間画面に変化がない場合に画面全体の輝度を下げる「スクリーンセーバー」をサポートする。


静的エリア検知とタスクバー検知については、OSDメニューからタスクバーの輝度変化を3段階で設できる。加えて、3年間の焼き付き保証対象製品となっており、同社が推奨する使用環境・用途で使用したにもかかわらず、OLEDパネルに焼き付きが発生して通常の使用に支障をきたした場合は、同社にて修理または交換の対応を行う。


そのほか、累計4時間の使用でメンテナンス時期を知らせる通知機能も実装する。メンテナンス通知はゲーム中のUIに干渉しにくい位置に表示され、表示時間は「切」「3秒」「5秒」「10秒」で調整できる。


画面内の通知は、OSD設定のメンテナンス通知を「切」に設定することでオフにもでき、その場合は本体LEDの点滅によってさりげなく通知を行う。4時間経過しても実施されていない場合は、ディスプレイの電源オフ時または待機状態への移行時に、自動的にメンテナンスが実施される。




メンテナンス通知はゲーム中のUIに干渉しにくい位置に表示



メンテナンス通知「切」の場合は本体LEDの点滅によってさりげなく通知を行う



ブルーライト対策の面では、同社のディスプレイ自体がブルーライトを低減させる機能が進化した「ブルーリダクション2」を搭載する。従来の「ブルーリダクション」機能では青色成分だけをカットしていたため、レベルを上げると黄色が強くでるという課題があったが、ブルーリダクション2では黄色味を抑えつつ青色成分をカットすることで、より自然にブルーライトを低減できるようになったという。


モニター本体は、最薄部3.9mmの超薄型設計によってスタイリッシュな外観を実現。加えてスリムな台座によって机のレイアウトを邪魔しないとアピールする。スタンドは150mmの調整幅で高さを変更でき、チルト角が上20°/下5°、スイベル各が左右22.5°、ピボットが左右90°の調整に対応する。



背面部のイメージ


VESAマウントインターフェースをフォローしており、VESA規格100mm×100mmのディスプレイアームやディスプレイスタンドに取り付けが可能。スタンドは組み立てや取り外しが簡単な「ワンタッチリリース」を採用しており、ネジは不要でワンタッチで簡単に組み立てられる。


主な入出力端子は、HDMI(HDCP 2.3)×2基、DisplayPort(HDCP 2.2)×1基、3.5mmステレオミニ出力×1基を搭載。5W+5Wのスピーカーも内蔵する。



端子部分のイメージ


専用リモコンを同梱し、入力切換や音量の調節、モードの選択、各種機能のオン/オフなどが手軽に行える。また、付属リモコンを使用してゲーム機などのメニューの一部操作も行える。


消費電力は通常使用時(オンモード)で31.1W(待機時0.3W)。外形寸法は約611W×434 – 584H×230Dmm、質量は約5.8kg(いずれもスタンドあり)。


付属品として、電源コード(PSE適合品)、DisplayPortケーブル、ACアダプター、台座ネック、台座、リモコン、動作確認用電池(アルカリ)×2を同梱する。



付属リモコンのイメージ


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