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飯田ピアノ、古いAndroidスマホを音楽専用機に変えるアプリ「reTONE」開発中。公式サイトオープン
ファイルウェブ編集部飯田ピアノは、使わなくなったAndroidスマートフォンを音楽再生専用デバイスとして再活用することをコンセプトとした無料アプリ「reTONE(リトーン)」の開発をアナウンス。このたび公式サイトをオープンした。
対応端末はAndroid 4.0以降を搭載するスマートフォン/タブレットで、動作確認済みの端末は公式サイトに順次掲載。アプリの提供開始日は未定だが、導入方法については、同社公式サイトにてインストール用のAPKファイルを配布予定としている。
reTONEは、スペックは最新機種に敵わずとも、デザインや機能性などに個性豊かな魅力を秘めた古いスマートフォンを音楽再生特化端末として蘇らせ、「各端末がどんな考えで作られ、どんな音を鳴らすのか」を楽しむことを目指したアプリ。
音質はもちろん、古い端末でも安定して動作するよう「軽量さ」にこだわったといい、一般的な音楽再生アプリとしての動作に加え、「ホームアプリ」に設定することも可能。ホームアプリに設定すれば、ホーム画面、ロック画面、再生画面にいたるまで一貫した“音楽再生機”になると説明している。
導入にあたっては、Androidシステムの管理者権限を取得するいわゆる「root化」や、OS自体を入れ替えるカスタムROMの導入といった専門的な知識/手順は不要。ホームアプリなどの設定を戻してアンインストールすれば、再度通常のスマートフォンとして利用できる。また、広告表示や個人情報の収集なども行わないとのこと。
なお、古い端末はセキュリティアップデートが終了していたり、バッテリーが劣化している場合があるため、本アプリを導入する端末ではネットワーク接続を控えたり、異常な発熱や膨らみがないか確認するようアナウンスしている。
再生動作については、端末内ストレージやSDカードの「Music」フォルダーに保存した楽曲をライブラリに登録することで、アルバム、アーティスト、楽曲、プレイリスト単位で管理が可能。
再生画面では、ジャケットを左右にスワイプして前後の楽曲へ移動し、上方向へのスワイプで再生待ちの楽曲一覧(再生キュー)を表示。画面下部では、楽曲のファイル形式や出力先、サンプルレートなどを確認できる。また、「サイレントDAPモード」も用意し、通知音や着信音、アラームなどを消音できる。機能をオフにすると、変更前の音量設定へ戻す設計としている。
各端末メーカー独自の音響機能も活用できるよう、「サウンド」メニューから端末固有の音響設定にアクセス可能。例えば開発用端末の「Android One X5」の場合、内蔵DACを使う「Hi-Fi Quad DAC」の設定画面にアクセスできる。
音楽再生の中核を担うオーディオエンジンも独自に搭載。読み込みにおいては、もとの端末が対応していない場合でも、WAVやFLAC、AIFF、ALAC、DSDなどの高サンプリングレート/ビットレート音源に対応する。読み込める最大サンプリングレートは端末のスペックなどに左右されるが、同社の検証では2012年発売の2コアCPUの端末でも、PCM 192kHz/24bitやDSD64の音源を再生できたとのこと。
出力においては、Android OSの仕様である「サンプルレート変換」をバイパスする機能は搭載していないものの、サンプルレート変換が避けられない場合に限り、アプリ独自の変換処理を行うことで音質への悪影響を最小限に抑制するとしている。
なお、変換が不要な場合は余計な処理を行わず、また外付けUSB-DACの接続時はAndroidの信号経路をバイパスして直接DACにオーディオ信号を出力できる。
このほか、reTONEを導入した別の端末からBluetooth経由で遠隔操作できる「リモコン機能」や、セキュリティの確保されたネットワーク内で、NASや別のreTONE導入端末に保存された楽曲を再生するネットワーク再生機能なども備えるとのこと。
同社では、今後も正式公開に向けアプリ開発を続けるとともに、11月7日に開催されるイベント「秋のヘッドフォン祭 2026」にてreTONE導入端末を展示予定としている。
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