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【ポタフェス】finalの低遅延ゲーミングヘッドセット「VR3000 EX for Gaming」初登場/JBL、ヤマハなど注目機を多数展示
編集部 : 伴 修二郎ポータブルオーディオの祭典「ポタフェス 2025夏 秋葉原」が、本日7月13日(土)、明日14日(日)の2日間にわたり、東京・ベルサール秋葉原にて開催されている。本稿では、final、ハーマンインターナショナル、ヤマハ、SONOS、ファーウェイ、ラディウスのブースの模様をレポートする。
finalの新ゲーミングヘッドセット「VR3000 EX for Gaming」が参考出品として初お披露目
finalのブースでは、finalおよびDITAの新製品を中心に展開。中でも注目を集めていたのが、参考出品として初お披露目されたfinal「VR3000 EX for Gaming」。同ブランドのゲーミング製品 “VRシリーズ” で、初となるゲーミングヘッドセットだ。
final独自の音響研究によって実現した「3Dエクストラワイドサウンドステージ」を採用。前後左右だけでなく上下方向の空間情報も忠実に再現し、例としてFPSゲームでは上空から迫るドローンの微細な飛行音も逃さず、敵の位置を正確に把握できるとする。
敵の位置を素早く的確に把握できる「足音モード」も備え、25ms以下の低遅延通信を実現する「USBトランシーバー」も同梱、ブームマイクも装備している。
ブース内では人気対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター6』のゲームのプレイ映像をはじめ、YouTubeから様々なコンテンツを通じて本製品の性能や特長を体感することが可能。例として、FPSのゲーム動画を試聴して実際にどのようなフィールド音の聴こえ方するかを確認できるようになっていた。発売時期は8月を予定、価格は2万円を切るぐらいを見込んでいるという。
そのほか、先週開催された「夏のヘッドフォン祭mini 2025」でも出品された未発表のイヤホン “MAKE MODシリーズ” や、8月29日に発売を予定しているフラグシップイヤホン「A10000」、DITAの新開発「Twin-Baffleドライバー」搭載のイヤホン「PRELUDE」など注目モデルが多数ラインナップ。A10000とPrelude合同の専用試聴席(6席)が用意され、多くの来訪者で賑わっていた。
JBL「TOUR Series試聴会」を開催。新製品も多数展示
ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLから先日発売されたばかりのフラグシップワイヤレスヘッドホンの通常モデル「JBL Tour One M3」とスマートトランスミッター付属モデル「JBL Tour One M3 Smart Tx」、完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 3」試聴できる「TOUR Series試聴会」を開催。JBL Tour One M3とJBL Tour Pro 3の聴き比べの絶好の機会となっていた。
そのほか、従来機から小型/軽量化した “ながら聴き” のエントリー完全ワイヤレスイヤホン「JBL Sense Lite」や、ノイズキャンセリング対応の子ども用ワイヤレスヘッドホン「JBL Junior 470NC」など、各種製品ラインナップが展開されていた。
ヤマハの新有線ハイエンドヘッドホン新機種の聴き比べ試聴
ヤマハのブースでは、現在開発中の有線ハイエンドヘッドホンから、開放型モデル「YH-4000」と密閉型モデル「YH-C3000」の2モデルを参考出品。既発売のフラグシップヘッドホン「YH-5000SE」との比較試聴が行える。参考出品2モデルの発売日および価格はともに未定。
またブース内では、同社のヘッドホンアンプ「HA-L7A」との組み合わせ試聴も実施。そのほか、今年4月に発売された新ホームシアターヘッドホン「YH-L500A」とその兄弟機「YH-L700A」を実際に試せる体験ブースも併設されていた。
SONOS初のヘッドホン「Sonos Ace」を試聴展示
SONOS(ソノス)のブースでは、同ブランドが昨年に初めて投入したヘッドホン「Sonos Ace」を中心にブースを展開。空間オーディオ(Apple Music/Amazon Music)やヘッドトラッキング機能、テレビ音声スワップ機能などに対応するのが特徴となっており、実際に本機を手にとり、それらをチェックすることができた。
本製品は本イベントの主催・e☆イヤホンスタッフが選ぶ「e☆イヤホンアワード2025」のワイヤレスヘッドホン部門において見事大賞を受賞したとのことで、選考スタッフからは「ヘッドホンで映画を観るなら特におすすめ!」といった声や、同社サウンドバーとの組み合わせを推奨する声が挙がったという。
ファーウェイ、新インナーイヤーTWS「FreeBuds 6」など新製品をズラリと展示
ファーウェイのブースでは、今年6月に発売したばかりのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 6」をはじめ、今年発売された新製品群を一挙に並べて展示。FreeBuds 6は同社インナーイヤー型初となるデュアルドライバーの搭載が大きな特徴で、ブース内にはそのサウンドをチェックしようと多くの来場者が詰めかけていた。
そのほか、ハイエンドラインの新機種「HUAWEI FreeBuds Pro 4」や、耳を塞がないイヤーカフタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeClip」、オーディオグラス「HUAWEI Eyewear 2」などが展示されていた。
ラディウスの新エントリー完全ワイヤレス「HP-T10BT」を参考出品
ラディウスブースでは、注目モデルとして同社イヤホン “tinyシリーズ” の新エントリー完全ワイヤレスイヤホン「HP-T10BT」を参考出品。最小・最軽量クラスのイヤホンとなっており、軽く耳にすっきりと収まるコンパクトサイズが魅力だという。カラーは4色展開で、発売時期は10月頃を予定、価格は1万円以下を見込んでいるとのこと。
また、6月20日に発表した平均28dBの遮音性能を備える睡眠用イヤープラグ(耳栓)「DROP in Sleep」や、その派生アイテムとして開発中のライブ用イヤープラグ「DROP in Live」、充電ケースが猫のかたちをした完全ワイヤレスイヤホン「HP-C28BT」なども展示。
ほかブース内では、同社が提供するライブ配信サービス「NeSTREAM LIVE」によるDolby Atmosを採用したアーティスト作品のイマーシブオーディオ視聴体験会も実施されていた。