トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2025/04/26 16:40
Crosszoneのエントリー機やワイヤレスヘッドホンも

<ヘッドフォン祭>AVIOTの“コラボモデル”を試せる貴重なチャンス/ティアックやNUARLなど注目展示多数

編集部:杉山康介

フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭 2025」が、本日4月26日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催されている。本稿では503 C-DルームのNUARL、トライオード、AVIOT、ティアック、オリオラスのブースの模様を紹介する。


NUARL初の2pinイヤホン参考出展。「Inovator」新色もお披露目


NUARLは有線イヤホン「X092 Revision3(仮称)」を参考出展。「NX1」の後継にあたるシングルダイナミック機だが、特筆すべきはブランド初の2pinリケーブル対応モデルということ。



X092 Revision3(仮称)


同ブランドの有線イヤホンではこれまでMMCXやPentaconn端子を採用してきたが、市場では2pin端子の人気が根強く、特に海外から2pinを熱望されていたことから、開発中だった本機を2pin仕様にすることを決定。MMCXの「Sound:A」、Pentaconnの「Overture」とあわせてラインナップされることで、好みの端子で選ぶこともできるようになる、と語っていた。


詳細は現時点で未定なものの、「NX1(税込38,500円)の後継機種くらいの価格感」で、今年前半中の発売を見込んでいるとのことだ。


また、“バイアンプ駆動”完全ワイヤレス「Inovator」の新色「Burgundy Red」も早速お披露目。5月23日の発売を前に、実際のデザインを確認できるようになっていた。



Inovatorの新色「Burgundy Red」


Crosszoneの頭外定位ヘッドホンに「10万円切りモデル」「ワイヤレスタイプ」登場


トライオードは、頭外定位ヘッドホンのブランド・Crosszoneよりカジュアルラインの「CZ-12(仮称)」、ブランド初のワイヤレスノイキャンヘッドホン「CZ-W1(仮称)」を参考出展。



CZ-12(仮称)


CZ-12(仮称)は現行の「CZ-10」と同等の音響構造をもちつつ、ヘッドバンドをよりシンプルな仕様にしたもの。同社によると、Crosszoneの製品は一定の評価を得ているものの、最も安いCZ-10も税込121,000円と10万円を超えるラインナップになっているため、より多くの方に手に取っていただけるようにと、10万円以下でCrosszoneの音を体感できる製品を用意することにしたという。


発売時期はまだ未定ながら仕様はほぼ固まっている状態で、先述の通り「税込10万円以下で販売する予定」だと語っていた。


もうひとつのCZ-W1(仮称)は初のワイヤレスヘッドホンということで、2ウェイドライバー構成にするなど有線機とは異なる構造にしつつ、Crosszoneの音を実現したと説明。基本的な仕様は固まっているが、有線ヘッドホンとは畑が違うため、こういったイベントでのフィードバックを参考にしたいとのこと。こちらも発売時期はまだ未定だが、「5万円程度で販売したい」としていた。



CZ-W1(仮称)


AVIOTが力をいれる「コラボモデル」をアピール


AVIOTは現フラグシップ「TE-ZX1」や、3月に発売したエントリーモデル「TE-U1」などの各種製品に加え、近年精力的に展開しているコラボモデルを用意。基本的にはオンラインでの予約販売製品なため、実際に試すことができる機会となっていた。



コラボモデルはAVIOTのイヤホンをベースとしつつ、専用のサウンドチューニングが行われていたり、専用サウンドモードが搭載されていたりする。「普段あまりお試しいただけるものではないので、この機会にAVIOTの取り組みを知っていただきたい」と語っていた。







フラグシップTWS「TE-ZX1」や最新エントリー機「TE-U1」なども展示


ティアック「Reference 500シリーズ」勢揃い


ティアックは、昨年発売のヘッドホンアンプ「HA-507」などの“Reference 500シリーズ”を中心とした展示を実施。CDトランスポートの「PD-505T」なども含めたフルセットでの音を確かめたり、クロックジェネレーター「CG-10M-X」の有無を試したりと、販売店ではなかなかできないディープな試聴が可能ということで、ファンにとって貴重な機会となっているようだ。



ティアック“Reference 500シリーズ”勢揃い


また、エソテリックブランドの「K-05XD」「N-05XD」「G-05」のセットも用意。「ヘッドフォン祭mini」の方では基本的にティアック製品のみの展示とのことなので、こちらも貴重な機会と言えるだろう。


オリオラス取り扱い予定、シンガポール「Forte Ears」参考出展


Oriolus Japanのブースでは、LUXURY&PRECISIONやxDuoo、NiPOなど同社取扱ブランドの製品群を展示。


うちLUXURY&PRECISIONからは、DAP「E7」専用の新DACモジュール「AD1955モジュール」を参考出展。「AD1955」DACをデュアル搭載したもので、ポータブルプレーヤーでの同DAC採用はこれが世界初とのこと。発売は5月中、価格は11万円程度を見込んでいるそうだ。



「AD1955モジュール」搭載のE7


 


またxDuooよりDAC/アンプ「XD05PRO」専用の「WM8741 DACカード」も登場。Wolfson製DAC「WM8741」をデュアル搭載したモジュールで、5月15日の発売を予定。税込27,500円前後での実売が想定される。



WM8741 DACカード


さらに現在、取り扱いに向けて準備を進めているというシンガポールのIEMブランド・Forte Earsが参考出展。フラグシップの「Macbeth」をはじめとしたイヤホン群が試せるようになっていた。







シンガポールのForte Ears参考出展。フラグシップ「Macbeth」(右)など聴けるようになっていた

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB