<TIAS>今年も盛況のアキュフェーズブース、新旗艦プリメインアンプ「E-6000」など注目製品が集う
園田洋世本日10月23日(金)から25日(日)まで東京国際フォーラムで開催されているハイエンドオーディオの祭典「2026 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS2026)」。
毎年立ち見が出るアキュフェーズ・ブースは今年も大盛況である。ブースのドアを開けると、世界的におおいに話題を呼んでいるB&W「801 D5」と組み合わされた同社のフラグシップ機器が、前代未聞の超絶レベルと言うべき高いハイファイ性能をこのうえなく澄んだ音色で聴かせていた。
“金賞”受賞の大注目プリメインアンプ「E-6000」
同社の新製品はどれもがマイナーチェンジではなくフルモデルチェンジであり、飛躍的な進化を遂げているが、最近は「C-3900S」、「A-48S」といったように型番の末尾に「S」を付したものが多い。
しかし今年の目玉製品のひとつ、オーディオ銘機賞2027 “金賞”にも選出されたAB級プリメインアンプのフラグシップ「E-6000」は、前モデル「E-5000」のまさに“格上”の内容となったことがその型番の数字に示されている。
出力はなんと260W/8Ω。電源部を見るととてもプリメインアンプとは思えない。大容量フィルターコンデンサー2個と、超巨大なトロイダルトランスは大型パワーアンプのそれと見紛うサイズだ。トランスはE-5000が搭載していたものより2回りも大きく、AB級ステレオパワーアンプ「P-7500」と同じサイズで、重量は11kgにもなるというから驚きである。
アンプがスピーカーを駆動する能力を表すダンピング・ファクターは1000を保証するが、実測値は2000を超えるという。
ボリュームコントロールには左右偏差がなく圧倒的な高S/Nを誇る「Balanced AAVA」を搭載する。圧倒的に静かな音場に、きわめて立体的なステレオイメージを再現することができる。内容の大幅強化にともなって、E-5000より1cm背が高くなっている。
会場では、トランスやコンデンサー、回路基板といったE-6000の内部パーツも展示されており、その精密な内部構成には多くの来場者が目を止めていた。
プログラムを見直し音質強化したデジタルヴォイシングイコライザー
2026年7月に発売されたデジタルヴォイシングイコライザー「DG-78」は、アキュフェーズが30年ものあいだ手がけるイコライザーの新製品である。前モデル「DG-68」から大幅にブラッシュアップしている。
デジタルヴォイシングイコライザーという「肩書」を聞くと、やはり同社独自のデジタル伝送規格「HS-LINK」を経由した同社のSACDトランスポートや一体型プレーヤーとの連携を想定しがちだ。しかし同社はDG-78をぜひプリ・パワー間に繋いでほしいという。
音響設計が行き届いた専用リスニングルームだけでなく、リビング等さまざまな音響環境でも理想的な音楽再生を実現させるべく30年間たゆまぬ進化を続けてきたのが同社のイコライザーである。デジタルソースだけではなく、完全復活したアナログ再生でもその類稀な高性能を存分に堪能していただきたいのだ。
DG-78が搭載するAD、DAコンバーターの性能はきわめて高く、非常に高いアナログ入出力の性能と音質を実現している。前モデルDG-68でも同性能は究極を目指していたが、DG-78はさらに回路の引き回しやパターン、プログラム等を見直すことによってさらなる高みに達しているという。
フラグシップの技術を継いだDAコンバーター「DC-500」
ストリーミングが大人気の現在、ネットワークプレーヤー・トランスポートは各社から多数発売されている。デジタルプロセッサー「DC-500」はいわゆる単体DAコンバーターである。アキュフェーズの単体DACや一体型CDプレーヤー、アンプ用のオプションスロットDACがオーディオファイルから高く評価されているのは御存知のとおりだ。
DC-500はフラグシップDAコンバーター「DC-1000」の技術を受け継いで開発された。独自の低ノイズ・低歪み化技術「ANCC」を備えた8回路並列DAコンバーターにより、入力されたデジタル信号をきわめて忠実なアナログ信号へと変換する。
CDメカの技術と物量にも注目の「DP-470」
アキュフェーズは高品質なCDプレーヤーを生産し続ける数少ないメーカーのひとつだ。ピックアップが供給困難な状況は続いているが、アフターサービス用のものも含めて貴重なピックアップを十分な数確保した同社から発売されたCD専用プレーヤーが「DP-470」である。
世界的にCDプレーヤーの人気は根強く、最近は販売台数も増えているとのこと。ドライブメカに投入されている技術と物量とは圧倒的だ。ぜひ現物を会場でご覧いただきたい。
アキュフェーズ・ブースではB&W「801 D5」だけでなく、来場者に多様なスピーカーとの組み合わせも体験していただけるようファイン・オーディオとJBLのスピーカーと組み合わせたデモも予定している。