トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2023/02/24 12:20
振動板の彫りをさらに深く進化

フォステクス、数量限定フルレンジユニット第3弾「FE208SS-HP」

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
フォステクスは、フルレンジ・スピーカーユニット「FE208SS-HP」を3月下旬より数量限定にて発売する。価格は1台55,000円(税込)。既発売の「FE168SS-HP」「FE108SS-HP」に続くシリーズ第3弾となる。

FOSTEX「FE208SS-HP」

「FE208SS-HP」の振動板は、これまでのHP(Hyperbolic Paraboloid)形状よりさらに彫りを深く進化させた新HP形状を採用。これにより、軽量と剛性の確保、共振の分散を両立させたとしている。また、表面にはフォステクスの独自技術であるセルロース・ナノファイバ・コーティングを施し、ヤング率や比曲げ剛性、音速を向上しながら内部損失を低下させることなどを実現したという。

HP形状はさらに彫りを深く進化

同社では「フルレンジらしい反応が早く切れの良い低域、充実した中低域、明るく張りがある素直な中域、自然な響きの中高域、十分に伸びた高域」を実現し、音楽を楽しく聴くことができるとアピールしている。

磁気回路には大型フェライトマグネットを2枚使用し、十分な磁束密度を確保。ポール部は銅キャップを装着して電流歪みを低減するとともに、T型のポール形状により磁束密度分布の均一化を図っている。またフレームには不要振動を排除するため高剛性アルミダイキャストを採用。

「FE208SS-HP」の構成パーツ

ダンパーとエッジにはUDRT(Up-Down Roll Tangential)形状を採用。多様な面で構成されることで、剛性が向上しつつ共振が分散するので大きなピークの発生を抑制でき、スムーズな特性が得られるとしている。

振動板の上にハトメを打たず、ボイスコイルからティンセルワイヤーを直接引き出しており、これによって質量の軽減と振動の標準化を実現。スピーカーの入力端子にはファストン205タイプの低損失金メッキ端子を採用。接続用に撚線が2本接続している。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新

WEB