公開日 2026/05/22 06:30

インターホンから置き換えるだけ!Amazonが日本独自に企画した「Ring 防犯ドアホン プロ」

「住まい・建築・不動産の総合展BREX」の出展ブースをレポート

さいきん不審者が普通の住宅にも訪れる時代になり、セキュリティカメラを取り付けるご家庭も増えた。そんな折Amazonが画期的な防犯ドアホンを開発、日本ローンチした。5月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催された「住まい・建築・不動産の総合展BREX」でもブースを設けて出展、プレゼンテーションしていたので説明を聞くと、優れたメリットとともに留意点もわかった。

アマゾンジャパンの出展ブース

独自の圧縮技術2線式での高画質伝送が可能に

この日プレゼンテーションしていたのは、「Ring防犯ドアホン プロDesigned for Japan」。Amazonが2013年にはじめたセキュリティブランドRingの日本最新モデルだ。

「Ring防犯ドアホン プロ」税込54,900円

一番のトピックは、日本の住宅に広く普及している “2線式” のまま、機器を入れ替えるだけで、スマートセキュリティと高画質伝送が手に入ること。

これまにでもスマートインターフォンは数あれど、玄関先側とLANケーブルで接続するための工事が必要だったり、Wi-Fiモデルなら混線の心配や定期的な充電の必要があった。

その点、このRing 防犯ドアホン プロDesigned for Japanなら、在来の2線式によって玄関先ドアホンにも電源供給されるから、面倒な充電が不要。しかも、このモデルは日本向けに特別に企画されたもので、この2線を使って信号のやり取りまでやっている。

要するに、特殊な圧縮技術を使ったPoE(Power over Ethernet/データ転送と電力供給を同時に行う)を使っているというのだ。

Ring 防犯ドアホン プロの取り付けイメージ

動作イメージ

実際に使い勝手を見せてもらうと、玄関先のチャイムが押されると、スマートフォンアプリ「Ring - Always Home」の画面に高画質映像が映り、玄関先と対話も可能だ。画質がクリアで、従来のアナログ2線式とは雲泥の差。立つ人の膝下ぐらいまでをカバーする4K高画質、10倍ズーム、ワイドな視野角が確認できた。

これで価格5万円台だから、国内メーカーのインターホンセットとさほど変わらない。また、24時間監視・録画やセンサー検知も可能。玄関周りのセキュリティに貢献する。いいことずくめではないか。

スマートフォンで映像の確認、応答が可能

単純な入れ替えではない点に留意!

もっとも、留意点もある。まず、宅内LAN環境が必須ということ。これはスマートデバイスだから仕方ない。

次に、従来 “親機” と称する室内側に壁掛けされる機器では、玄関先からの呼びかけに応答できないこと。単なるチャイムである。この室内チャイムは、2線を通じた玄関先ドアホンへの電源供給と宅内LANとの接続HUBのような役割をしていると考えられる(Wi-Fi 6/2.4GHz)。

もしも従来の親機のような役割のモノがほしいならば、Amazon “Echoシリーズ” などの画面付き端末が必要になる。また、テレビに「Fire TV Stick」を挿していれば、子画面に玄関先の映像が映るので、代わりになるといえるだろう。

イベントでは「Fireタブレット」に映してデモンストレーション

本製品は日本独自規格。室内側にもディスプレイを付けるか否かについては議論が交わされたそうだが、たしかに親機で応答する場面はどれくらいあるのかといえば疑問だ。一人一台スマートフォンを携帯する時代、むしろ家族みんなが手もとでリアルタイムに応答できる利便性の方が勝る。

そして最後に、画像の保存には、別途クラウドサービスに加入する必要がある。これはAmazonのAWSサーバーを使うための費用だ。通知の受け取りやライブ映像の確認だけならば不要だが、とはいえ、月額350円(AWS Home Basicプラン)から証拠保全が可能になる。

また、従来の2線式インターホンからの入れ換えで監視機能を付与することが目的なので、いわゆるスマートロックには対応していない。

防犯意識の高まりにより、俄にネットワークを使ったホームセキュリティの需要は高まっている。スマートキーやスマートロックとなると比較的大がかりなスマートホーム構築が必要になってくるが「インターホンが壊れたから買い替えよう」という人のひとのひとつの選択肢として、今後急浮上する可能性は十分にありそうだ。

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