公開日 2025/08/04 06:40
USB-Cケーブルでうまく充電できない…それ、端子クリーニングで直るかも
【連載】ガジェットTIPSリターンズ
色々なデジタルガジェットに採用されている「USB Type-C」端子。充電やデータ転送に欠かせない存在ですが、端子の構造をじっくり見たことがない人がほとんどかもしれません。
USB Type-C端子(挿し込み側)は、幅7mm/高さ2mmの細長い楕円状の金具の内側に片面12本づつ、合計24本のピンが配置されています。片面8ピンの端子がむき出しにされたiPhoneのLightning端子と比較すると、端子内側の凹部にホコリが入り込みやすい構造です。しかも凹部にはデバイス側の凸部が挿し込まれるため、ホコリが押し込まれてしまいかねません。
さらに、統一された品質検査機構が存在しないUSB Type-C端子には、一部に粗悪品も存在します。接点が小さいうえに数が多く、入り込んだホコリが出て行きにくい構造、そこへ粗悪品が加われば、接触不良など充電トラブルの発生につながります。
USB Type-Cで充電できない、安定しないというときには端子の内側のクリーニングが効果的です。電極に触れてもショートしないよう、ケーブルがデバイスやモバイルバッテリーに接続されていないことを確認したうえで、安全ピンなど先の尖った細い金属棒で挿し込み側、挿し込まれる側、両方のUSB Type-端子の内側をそっと往復させてホコリを取り除きましょう。
最近充電が安定しない、奥まで挿し込んだときの「カチッ」という感触が失われてきたという方は、ぜひ一度試してみては?






























