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自分のモバイルバッテリーは大丈夫? 心配なときのチェックポイント

公開日 2025/07/25 06:40 海上 忍
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山手線内でモバイルバッテリーから出火、乗客の男女5人が軽い怪我を負うという事故が発生しました。山手線のみならず中央線、埼京線など複数の路線が一時運休するなど周囲への影響は大きく、経済損失も無視できないものがあります。いち消費者の立場としては、どうか自分のモバイルバッテリーが火元にならないでと願うばかりです。

その予防策ですが、チェックポイントの第一は「膨張」です。モバイルバッテリー内部に格納されたリチウムイオン電池は、劣化が進むと電解質が酸化してガスが発生、その結果バッテリーパックが膨張します。

膨張するにつれ周囲を圧迫し、ケースに隙間ができるなど変形が確認できるようになると赤信号。強い衝撃を与えると発火・爆発しかねません。膨張を発見したら速やかに使用を停止し、適切な方法で廃棄しましょう。

膨張していなくても、モバイルバッテリーの「保ち」が明らかに低下してきたら黄信号です。リチウムイオン電池は充放電を数百回(製品により差がありますが、300〜500回程度)繰り返すと、満充電しても工場出荷時点の容量に比べ、数十%少なくなるようになります。充電の頻度にもよりますが、1年半から2年ほどで寿命が来るもの、と認識しておきましょう。

また、リコールが発表されたモバイルバッテリーは明らかに危険があるためレッドカード、一発退場です。

経産省のサイトでリコール対象製品を調べることもできる

少しでも不安がある場合は、メーカーのWEBサイトで製品リコール情報を確認するか、経済産業省の製品安全ガイド、独立行政法人 製品評価技術基盤機構の「NITE SAFE-Lite」で事故/リコール情報を検索してみましょう。

 

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