• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/04/16 06:30

エソテリック渾身のA級プリメイン「F-01」。圧倒的な倍音の豊かさと透明感に秀でる

【特別企画】演奏の実在感を鮮明にする
角田郁雄
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ESOTERIC(エソテリック)からプリメインアンプ2モデルが登場した。A級増幅回路搭載の「F-01」とAB級増幅回路搭載の「F-02」で、いずれもフラグシップシリーズ「Grandioso」で獲得した先鋭的な技術が惜しげもなく投入されている。まずここでは、「F-01」のサウンドを角田郁雄氏に解説いただこう。

ESOTERIC プリメインアンプ「F-01」(価格:1,980,000円/税込)

シンプルで高品位なプリメインアンプの存在が高まる



オーディオのニュースタイルを求めるオーディオ愛好家や音楽愛好家が増えてきている。高音質でシンプルな構成で、ディスクやストリーミング、あるいは映像などを全て再生したいという傾向だ。そんな傾向の中で、プリメインアンプの存在は大きい。現在は、少々高価であってもセパレートアンプに迫る性能を実現し、デザイン的にも高品位で存在感のある製品が求められている。

こうした時代変化にも応えるため、エソテリックは、常にプリメインアンプの開発にも力を入れてきた。そしてここにきて、A級プリメインアンプ「F-01」とAB級「F-02」を登場させた。前者は30W/8Ω、後者は120W/8Ω。

AB級プリメインアンプの「F-02」(価格:1,870,000円/税込)。外観は天板のメッシュ部の色以外は、F-01とほぼ同一

従来のFシリーズからの最大のアップグレードポイントは、増幅の原点となるプリアンプ部だ。フラグシップモデルGrandioso C1Xの最新技術を継承し、進化している。

デザインは美しいシルバー・ショートスクラッチ仕上げがFシリーズの顔。マスターサウンドの再現を実現するために、音を害する振動を最適にコントロールする技術が投入されている。例えば、トップパネルのセミフローティング、スパイクと受け皿を一体化した独自のフット、さらにはパワーアンプの放熱器の特殊なウェーブ形状の採用など細部にわたる。

独自のスパイクと受皿を一体化した特許取得アイソレーションフットが、F-01、F-02に採用されている

上位技術を搭載しプリアンプ部を大幅アップグレード



内部技術については、まず、前述のプリアンプ部に注目して欲しい。伝送方式は、フルバランス・デュアルモノ構成で、独自の電流伝送方式ES-LINK Analogの入出力も装備した。

F-01のリアパネル。4系統のRCA入力端子のうち、1系統はフォノ専用。3系統のXLR入力は、ES-LINK Analogに対応している

詳細な技術としては、入力選択のロジック制御はリレーを使わず、FETを採用。まさにピュア入力だ。特筆すべきことは、同社開発の「UFA-1792」半導体電子ボリュームを開発し搭載したことだ。これは、超高精度抵抗切り替え方式で、0.1dB/1120ステップ。高精度な操作ノブ機構も備え、ほとんど昔から使い慣れた軸摺動型ボリュームと変わらない滑らかな操作感で、精度だけではなく、ダイナミックレンジとSN比に優れている。これを左右に各1式搭載した。

機能面の魅力は、フルバランス・デュアルモノ・ヘッドフォンアンプ(4ピンXLR)とMC/MMデュアルモノ・フォノアンプを搭載することだ。さらに驚愕することは、プリアンプ部のクオリティを決定するのは電源部であるため、プリアンプ専用外部強化電源ユニットまでも開発したことだ。現在、考えられる、他に類を見ない技術をフル投入していることが、大きな魅力とアドバンテージだ。

F-01とF-02の両方に使える外部強化電源ユニット「PS-01F」(価格:495,000円/税込)

次にパワーアンプ部に目を向けると、これは、ほぼステレオパワーアンプ「S-05」と同等で、バイポーラ・トランジスター3パラレル・プッシュプル構成だ。セパレートアンプに匹敵する強力な電源部を搭載。大型のベアマウントEI型トランス(940VA)を搭載し、デュアルモノ構成の整流回路も搭載。1chあたり、10,000μFのブロックコンデンサーを4式並列接続し、強力で安定した高品位電源を実現。出力インピーダンスの低減化技術も採用した。

A級ならではの圧倒的な倍音の豊かさと増幅のスピード



その音は、演奏の実在感を鮮明にする。A級増幅と低インピーダンス化の効果により、圧倒的な倍音の豊かさと増幅のスピードを感じた。ダンピングファクター500の性能値の効果により、制動力が高く、中高域は直熱三極管を思い浮かべるほどの透明感がある。

試聴にはCD/SACDプレーヤー「K-01XD」、タンノイの「Stirling VLZ SPECIAL EDITION」を用いた

特に、音楽でエッセンシャルなヴォーカル帯域(中音域)は、滑らかで厚みがある。空間描写も高く、ピアノやシンバルの響きは実に美音だ。

総じて言えることは、マスターサウンドのあり方をこうした技術の投入で再現していることだ。一度、ぜひ、専門店で体験して頂きたい。

(提供:エソテリック)

本記事は『季刊・Audio Accessory vol.191』からの転載です。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、幅22cmの“サイズ超え音質”プリメイン「MODEL M1」。HDMIやHEOS対応、高出力Class Dアンプ搭載
2 【ミニレビュー】スペックのリアルサウンドプロセッサー「RSP-W1」。スピーカー端子に接続して使用
3 アンダンテラルゴの“足元強化プロジェクト”。「スルーホールスパイク」の実力を体験
4 新作公開記念、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』全国地上波で計5回放送
5 Amazon「スマイルSALE」5/31 9時開始。4Kテレビやスマートウォッチなど先行セール中
6 フランコ・セルブリン、ブックシェルフ・スピーカー「Accordo Goldberg」。マッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の設計
7 DALI vs Polk Audio。スピーカーの“大人気”入門機、注目4モデルを比較テスト!
8 御茶ノ水にオーディオユニオン「ハイエンドヘッドホン館」が誕生!MSBやdCSも聴ける貴重な専門店
9 長谷川博己、理由なく尾行される。日頃見せない隣人の顔に潜む『二重生活』とは
10 NHKネット配信「必須業務化」は2025年度後半開始を目指す。ネット受信料額は「地上波契約と同水準」
5/28 9:39 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX