公開日 2016/09/12 12:41

【レビュー】デノン「AVR-X2300W」を聴く。クラスを超えた実力のハイコスパAVアンプ

アトモス/DTS:X対応の第二世代モデル
オブジェクトオーディオ対応AVアンプの第2世代モデルとして登場したデ「AVR-X2300W」。充実の機能性に加えて、さらなる音質対策も施し、“実質的なミドルクラス”として位置付けられる本機の実力を、岩井喬氏が確認した。

「AVR-X2300W」¥85,000(税抜)

音質対策をさらに一歩推し進めた“ミドルクラス”AVアンプ

デノンのAVアンプのオブジェクトオーディオ対応モデル第2世代機として登場したエントリー機「AVR-X1300W」とその上位機「AVR-X2300W」。このうちAVR-X1300Wについて先に紹介したが(関連ニュース)、今回はサラウンドの最新トレンドであるドルビーアトモスやDTS:X(ファームウェアの無償アップデートにより対応予定)に対応した実質的なミドルクラスモデル、「AVR-X2300W」についてレポートしたい。

本機とAVR-X1300Wについては前回も解説したように、サラウンドアンプの基本的な内容にまで大きな改良が施したことで、機能性だけでなくサウンド面でも大幅な改善を図っている。具体的には、プリアンプ部の再設計、各回路の見直しや音質パーツの再度の吟味が行われた。

ディスクリート構成の7chアンプを搭載。さらなる改良も加えられ、アンプとしての基本性能を高めた

また、AVR-X1300Wと同じく、パワーアンプ出力段におけるパワートランジスタの温度変化をリアルタイムで監視することにより電流リミッター回路の排除を実現。これによってピーク電流が大幅に強化され、躍動感あふれるダイナミックなサウンドを獲得したのだ。

AVR-X1300Wでは最大175W/1ch駆動、定格80W×7の出力であったが、本機はそれを上回る最大185W/1ch駆動、定格出力95W×7を誇る、7ch同一構成のディスクリート・パワーアンプを搭載する。

パワーアンプ初段の差動増幅段には、最上位モデル「AVR-X7200WA」(関連ニュース)と同じく、特性の揃った2つのトランジスタを内包する高性能なデュアル・トランジスタを採用。微小信号の表現力や低域の安定感を向上させている。加えてDCサーボ回路のコンデンサーも大容量化。可聴帯域以下の再生を可能とし、より低い帯域の表現力を向上させている。

AVR-X2300Wの筐体内部

電源部については、10,000μFの大容量カスタムコンデンサーを2個備え、マルチチャンネルでの大音量再生においても余裕のある電源供給能力を実現。デジタル回路部の倍速スイッチング電源の採用や、周辺回路への干渉を抑えるシールド強化にも余念がない。また高剛性シャーシのフット直近に重量部材を設けることで内外部からの不要振動を排除するダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションを取り入れ、アンプとしての基本性能を高めている。

次ページアトモス/DTS:XやUHD-BDに対応。Bluetooth/Wi-Fi内蔵など機能性も追求

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