公開日 2012/10/25 11:30

【レビュー】3Dアダルトソフトの実力をマジメに検証する(2012年版)

2年ぶりに本格チェック
編集部:風間雄介
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フレームパッキングのアダルト3Dソフトと、ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」の表現力は素晴らしいが、難点もいくつかある。

まず一つめは、没頭できるのは非常に良いのだが、反面、誰かが突然入って来た場合に気づきにくいということ。一人暮らしなら問題ないだろうが、同居人がいる場合、いつのまにか背後を取られていたということもありそうで、非常に危険だ。

もう一つは、装着して視聴する際のルックスが異様なものになりがちということだ。特に脱衣状態で視聴することが多いこういったソフトでは、極端な場合、装着しているのはヘッドマウントディスプレイのみということも十分あり得る。もしこの状態で見つかったら、家族や同居人などには絶対言い訳不可能だろうから、施錠などには十分気を付けたいところだ。また一人暮らしの場合にも、あまりに情けない格好ゆえ自己嫌悪に陥らないよう注意したい。

さらに下の視界が遮られるので、プレーヤーのリモコンが操作しづらいのも難点だ。こういった作品の場合、始めからまったく飛ばさずに最後まで見通すという方は稀だろう。お気に入りの場所へすぐに移動できるよう、プレーヤーのリモコンは手元に置いて場所を常に確認しておきたい。さらに手探りでたいていの操作ができるよう、ふだんから鍛錬しておけば完璧だ。

下部のライトシールドを外した状態でも、リモコンを操作する際はこんな感じになってしまう

もう一つ、こういったソフトを見るとき、多くの場合リモコン以外にも必要なものがありそうだが、何しろ手元が見えず、必要なものが取りにくいので、惨事につながりかねないことも指摘しておきたい。このあたりも何らかの対処が必要だろうが、そこまで考えるのは筆者の役目ではない。各自勝手に対策してほしい。

さらに、これは映像の作り方の問題だが、モザイク部分が3D映画の字幕のように、前面に浮かび上がるのも気になった。せっかく立体感が高い体の曲線の上に、2Dのモザイクが浮いているように見えるため、かなり違和感があるのだ。できれば全部消えてくれても良いのだが、それも無理な話。技術的にはかなり高度になるだろうが、モザイクも体の曲線に合わせて3D化されると、なお良いと感じた。



今回の取材であまりに興奮したため(作品の内容ではなく、あくまでその3D的な出来映えにだが)、この感動を誰かと分かち合いたいと、AVレビュー編集部のAとファイル・ウェブ編集部のOを視聴室に呼び、作品を視聴してもらった。

二人とも口を揃えて言ったのが「劇場でピンク映画を観ているみたいな感じ」とのこと。残念ながら筆者はそういう映画をみた経験がないのでわからないのだが、参考情報としてお伝えしておきたい。

作品を視聴するAとO。どちらも若干引き気味だ

また「グロい」「気持ちわりー」という感想も二人に共通した感想だった。あまりにリアルすぎて少し引いてしまったということか、それとも照れ隠しなのかは分からないが、筆者とはまた異なる感想を抱いたようだ。筆者自身は素晴らしさに感動した今回の取材だが、あくまで感じ方には個人差があることも付け加えておこう。

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