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相米慎二監督作『魚影の群れ』『東京上空いらっしゃいませ』『あ、春』4Kリマスター化。全国順次公開
相米慎二監督の没後25年を迎える今年、『魚影の群れ』『東京上空いらっしゃいませ』『あ、春』の4Kデジタルリマスター版が、11月27日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほかにて全国順次公開されることが決定した。
『台風クラブ』や『お引越し』などを手がけ、2001年に53歳で急逝した相米監督。キャリアの初期、中期、後期を代表する3作品が、4Kレストアを経て劇場公開される。
1983年に公開された『魚影の群れ』は、 マグロの一本釣りに命を賭ける男たちの生と死を描いた人間ドラマ。主人公・小浜房次郎を緒形拳、房次郎の娘・トキ子を夏目雅子、トキ子の夫となる俊一を佐藤浩市が演じ、脚本を田中陽造が手がけた。
1990年に公開された『東京上空いらっしゃいませ』は、牧瀬里穂のデビュー作となった異色のアイドル映画。一度は天国に行ったキャンペーンガールの主人公が現世に舞い戻ることから起きる顛末をファンタジックに描く。ヒロインの牧瀬のほか、中井貴一、笑福亭鶴瓶、三浦友和らがキャストに名を連ねた。
1998年に公開された『あ、春』は、1999年度キネマ旬報ベストテン1位に輝いたホームコメディ。死んだはずの父親が現れたことから巻き起こる家族模様を描く。佐藤浩市、山崎努、斉藤由貴らがキャストに名を連ね、脚本は中島丈博が担当した。
今回の4Kデジタル修復は、35mmオリジナルネガから4K解像度でスキャンしたデータを元に行われた。音声もオリジナル音ネガから96kHz24bitでデジタイズ後にノイズ処理を実施。撮影当時のスタッフや関係者の監修のもと、松竹映像センターにて画・音声ともに修復が行われたという。
公開されたティザービジュアルは、グラフィックデザイナーの畑ユリエがデザインを担当。各作品の劇中で印象を残す「漁船」「ワンピース」「ニワトリ」のモチーフが散りばめられたデザインとなっている。
また、イタリアで開催中の第83回ヴェネチア国際映画祭にて、現地時間9月3日にクラシック部門で『魚影の群れ 4Kデジタルリマスター版』のワールドプレミア上映が行われた。
上映前には松竹株式会社の高川彩が登壇。大海原のマグロ漁の場面について、「フィルム上に付着したゴミや傷の除去に細心の注意が払われました。波の繊細な動きや光を損なわずにゴミを丁寧に除去する作業は非常に難度が高かったそうです」と修復の過程を説明した。
また、音声修復は故・小島良雄の娘で音響効果技師の小島彩と、録音技師の小野寺修の両名が監修していることを明かし、「ぜひ長回しシーンを探しながら、濃厚な140分間の人間ドラマに没入してください」と観客へ語りかけた。
公開情報
「没後25年 相米慎二 4Kレストア」
11月27日(金)より、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開
『魚影の群れ 4Kデジタルリマスター版』
監督:相米慎二
脚本:田中陽造
出演:緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市、三遊亭円楽、十朱幸代、下川辰平、矢崎滋
(c)1983/2026 松竹株式会社
『東京上空いらっしゃいませ 4Kデジタルリマスター版』
監督:相米慎二
脚本:榎祐平
出演:中井貴一、牧瀬里穂、笑福亭鶴瓶、三浦友和、毬谷友子、出門英、谷啓
(c)1990/2026 「東京上空いらっしゃいませ」製作委員会
『あ、春 4Kデジタルリマスター版』
監督:相米慎二
脚本:中島丈博
出演:佐藤浩市、山崎努、斉藤由貴、富司純子、藤村志保、余貴美子、三浦友和
(c)1998/2026 松竹株式会社/松竹ブロードキャスティング株式会社
配給:松竹

























