ガジェット 公開日 2025/07/15 13:33

2周年を迎えた「Threads」、進化の源は“ユーザーの意見”。急成長を支えるコミュニティの存在

Instagramと差別化して進化へ
Gadget Gate
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Metaが運営するテキストベースのSNS「Threads(スレッズ)」がサービス開始から2周年を迎えた。これを記念し、現在の利用状況や傾向、そして今後の戦略についてメディア向けのイベントで語られた。

Threadsがローンチしたのは2023年7月5日。当初の構想として、「建設的で意味のある会話を安心して楽しめる、新たなテキストベースのプラットフォーム」として開発されたという。公開から5日で1億アカウントをグローバルで達成し、今年3月には月間3.5億のアクティブアカウントにまで成長。1年前から倍以上に増加したという。

プレゼンを行ったMeta グローバルパートナーシップスの山谷道裕氏は「アジア太平洋地域は活発にThreadsを使っている国が多く、日本はそのなかのひとつ」だと話す。そのため、日本は「Thredsとしても重要な国と位置づけられている」そうだ。

また、Threadsの使われ方の特徴としているのが、「一方的に発言をする場所ではなく、誰かの発言に返信をして会話のキャッチボールが行われている」(山谷氏)ということ。全体の閲覧数のうち、約50%を返信が占めているとのこと。そういったこともあり、山谷氏は「様々な興味関心をもつ人たちがコミュニケーションを行う場所」にThreadsがなりつつあると紹介した。

ユーザーのコミュニティは、ジャンルとしてはスポーツ、音楽、エンターテインメント、ファッション、お笑いが拡大しているという。利用状況のデータとしても、多くの人が注目するようなスポーツの大会であったり、有名アーティストの公演からフェスであったりといった、リアルタイム性の高い話題があると全体の会話量やエンターテインメントが増加するそうだ。

なお、日本ではこの1年、多くのコミュニティのなかでも、音楽やエンターテインメントに関する話題が特に注目を集めたとのこと。たとえば、アーティストの番組出演やライブ配信、当落の発表など。ファン同士の交流が盛んに行われているアーティストとしては、Mrs. GREEN APPLE、timelesz、Stray Kidsが具体例として挙げられた。

Metaとしても、よりコミュニティを盛り上げるようなサポートを行ってきた。7月25日からスタートするフジロックフェスティバルにおいても公式Threadsで様々な取り組みを実施しており、本番に向けて盛り上げを行っている。5月には、音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」とコラボし、Threadsを活用したキャンペーン「スレッズで推しPOP」も実施した。

当初はシンプルな機能から始まったThreadsだが、ユーザーの増加に伴い、その機能も拡充してきた。同社では主にユーザーからのフィードバックを拾うことで、機能を追加する方針を採っている。6月下旬にローンチした、文字や画像をぼかして投稿することでネタバレを防ぐ機能は、その典型的な例だそうだ。

また、DM(ダイレクトメッセージ)の機能も米国で7月1日にローンチし、日本でも来週から実装される予定だ。これまではInstagramに移動し、InstagramのDM機能を使う必要があったという。補足すると、Threadsの利用にはInstagramのアカウントが必要であることからも、両者は密接に連携している背景がわかる。

だが最近では、ThreadsはInstagramの延長線ではなく、独立したプラットフォームに成長しつつあるという。Threadsを利用するユーザーの3分の1が、InstagramとThreadsでフォローしているアカウントの大半が異なっている、というデータの裏付けも取れている。

そういったことからも、DM機能に対するユーザーからの要望があり、もともと予定しなかったDM機能を方向転換して追加することになったそうだ。現状はグループDMに対応していないなど制約もあるが、これもフィードバックをもとにアップデートしていく予定とのこと。また、Instagramと共有だったキーワードのフィルター設定も、現在ではThreadsで別々で設定できるようになっている。

今後はInstagramと差別化していくため、Threadsの機能である「マークアップ」(他の人の投稿にハイライトをつけて共有できる機能)をUIに取り入れるといったブランディングを行っていくそうだ。そして機能面においては、LLMを使っておすすめする投稿の質を上げたり、コミュニティに貢献しているユーザーのモチベーションになるような機能を増やしたり、クリエイター向けに投稿の分析機能を強化する計画があるとしている。

Threadsは「X(旧Twitter)」の対抗サービスとも言われ、急速にその知名度とユーザーを増してきた。同じく対抗とも言われる「Bluesky」とともに、それぞれがどのように進化をしていくのか、今後の展開に期待したい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「ニチレイレディス」6/19から3日間の放送・配予定
2 NTTソノリティ、耳を塞がない集音器「cocoe Ear」一般発売開始。テレビ向け送信機も同時発売
3 音楽の熱量や快感までも引き出す。コスパ抜群、FOCALのアクティブスピーカーの可能性は無限大!
4 テレビの映りが悪い!真っ先に確認したい3つのポイント
5 7畳に4K/100型&5.1.4chを実現!Dolby Atmos対応の本格シアター
6 濃厚なアナログ・テイスト、aurender15周年記念の旗艦ネットワークプレーヤー「A1」の音楽性
7 <HIGH END>WiM、初のサウンドバー「WiM Bar」発表。ドルビーアトモス対応、リアスピーカーも追加可能
8 ヤマハの振動板技術が北日本音響のスピーカーユニットに採用。9cmフルレンジユニット「MS-TAMANEGI」
9 ゼンハイザー初のイヤーカフ型イヤホン「ACCENTUM Clip」。LDACにも同社初対応
10 Google、Gemini搭載の新スマートスピーカー「Google Home スピーカー」
6/19 10:49 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix