ガジェット 公開日 2024/07/24 13:04

インテル、第13〜14世代CPUがクラッシュする原因を解明。正体は動作電圧制御の不具合

8月に新しいマイクロコードパッチを提供
Gadget Gate
Munenori Taniguchi
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今年2月ごろから、インテルの第13〜14世代CPUを搭載するPCを使用しているゲーマーの間でゲームをプレイ中にシステムがクラッシュする現象が発生することが話題になっていたが、この問題がCPUの内部で動作するマイクロコードに起因することが判明し、修正パッチを8月にリリースするとインテルが発表した。

インテルのコミュニティサイトに同社従業員のThomas Hannaford氏が報告した内容によれば、返品された第13〜14世代CPUはマイクロコードアルゴリズムの処理が適切でなく、誤って動作電圧を上昇させてしまうせいで、動作が不安定になるとのことだ。

原因がわかったため、インテルは現在、問題のあるマイクロコードを修正するパッチを準備しており「完全な検証を行った後、パートナーに対し8月のパッチリリースを予定している」と述べている。

パッチがリリースされれば、PCメーカーやマザーボードベンダーはこれを詳しく検証し、インテルチップセット600および700シリーズを搭載するマザーボードのBIOSアップデートを、おそらく8月中旬ごろに展開するとWccftechは伝えている。

問題のCPUには、製造工程ににおける不完全な耐酸化コーティングのせいで半導体内の回路が酸化するという指摘もあるが、インテルはこの問題は2023年に解決済みでありクラッシュを引き起こす問題とは関係ないとした。

インテル第13〜14世代CPUのクラッシュの問題は、1年半ほど前から発生していたはずだが、今年2月21日にX(Twitter)ユーザーのSebastian Castellanosが、これらのCPUが特にUnreal Engine 4 / 5で構築されたゲーム(フォートナイト、レムナント2、ホグワーツ・レガシーなど)で起こりやすく、回避するには動作クロックを下げるなどの対応が必要になると投稿したことがきっかけで、数多くのユーザーに認識された。

また、ゲームプラットフォームのSteamのコミュニティでは、ゲーム中に「レンダリング リソースを割り当てようとしているビデオ メモリが不足している」旨のメッセージが表示されることに対し、これらのCPUの問題であるのではないかとするディスカッションが行われ、同様の報告はRedditなどにも見られた。

最近でも、インディーズゲームスタジオのAlderon Gamesが、マルチプレイヤー恐竜サバイバル ゲーム『Path of Titans』の開発において、これらのCPUの問題が専用ゲームサーバーのクラッシュを招き、開発作業においても頻繁に作業の中断が発生するばかりでなく、度重なるクラッシュのせいでSSDおよびメモリーの破損まで引き起こしているとした。Alderon Gamesはあまりの不具合の頻度に、ゲームのオンラインサーバーをAMD製CPUのものにリプレースするとともに、問題のインテルCPUを使ってこのゲームをプレイするユーザーに警告画面をポップアップ表示すると発表した。

Source: Intel
via: Engadget, Wccftech
coverage: Steam, Alderon Games

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ACアダプターに書かれた「謎の図形」の正体とは?
2 芦田愛菜、大西流星、森七菜らが登場。Prime Video発表会で出演作の見どころをアピール
3 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』『ウィキッド 約束の永遠』が早くも登場。Prime Video 9月配信作品
4 『薬屋のひとりごと』芦田愛菜主演で実写化。原作者・日向夏「あっ、これは安心してお任せできる」
5 ティアック、カセットデッキ/CDプレーヤーのロングセラー「AD-850-SE」に新色ブラック
6 Prime Video、大沢たかお主演『沈黙の艦隊 目覚めよ、ニューヨーク』を2027年夏配信
7 嵐の5大ドームツアーの裏側に密着。是枝裕和総監督『5 - 嵐という時間 -』Prime Videoで配信
8 日渡早紀の世界観を忠実に映像化。『ぼくの地球を守って』スーパーティザー映像公開
9 ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 5」レビュー。さらに進化した音質&ノイキャンを徹底解剖!
10 水月雨、7年かけて開発した静電ヘッドホン「MOONZERO」など多数の新製品を発表
9/7 10:21 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix