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公開日 2017/08/31 18:24

エプソン、インクジェットプリンターの2017年モデルを発表。ニーズで選べる12機種16モデル

家庭からビジネスまで豊富なラインアップを用意
永井光晴
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エプソンは、インクジェットプリンターの2017年ラインアップを発表した。大容量インクタンクを搭載した「エコタンク搭載モデル」4機種4モデル、「カラリオ V-edition」1機種1モデル、「カラリオプリンター」3機種7モデル、「ハガキプリンター」1機種1モデル、「ビジネス インクジェットプリンター」3機種3モデルの全12機種16モデルを、9月14日より順次発売する。

エコタンク搭載モデル(4機種4モデル)
A4対応「EW-M571T」¥OPEN(予想実売価格3万円台後半)、 9月14日発売
A4対応「EW-M670FT」」¥OPEN(予想実売価格5万円台中盤)、9月14日発売
A3対応機「EW-M970A3T」¥OPEN(予想実売価格8万円台中盤)、9月14日発売
A3ノビ対応複合機「EW-M5071FT」¥OPEN(予想実売価格11万円前後)、11月発売予定

「EW-M571T」

「EW-M670FT」

エコタンク搭載モデルは、同社が掲げるコンシューマー市場での新たな取り組みのひとつで、インクの交換や追加購入の頻度を減らして「エコノミー」「エコロジー」「手間軽減」を解決していくシリーズである。

セイコーエプソン(株)のプリンティングソリューションズ事業部 P企画設計部の柴崎佳秋課長は、「最初は新興国から導入して日本を含む先進国でも販売を拡大中です。すでに150カ国以上の地域で、世界累計2,000万台以上の販売を達成しました。日本では、ラインアップを増やすごとに、新しい価値がお客様に認められ、販売台数が上積みされています。この傾向によって、エコタンクは当社インクジェットプリンター販売総数に占める割合の45%にまで上昇する見込みです」と語った。

エコタンク搭載モデルの販売実績

セイコーエプソン(株)柴崎佳秋課長

現行機種はフラグシップからモノクロモデルまで全5モデルの選択肢を用意しているが、一方で、購入者からは「さらなるコンパクト化」と同時に、「A3サイズの印刷」や「自動両面印刷機能」への要望が高く、新製品ではそれらに対応した。

EW-M670FTは、現行の660FTと比べ、横幅を140o縮小、設置面積は29%削減。コンパクトながら連続コピーやスキャン機能を搭載、ファックス対応のオールインワンタイプである。もちろん自動両面印刷もできるほか、250枚給紙可能な大容量給紙カセットを搭載している。同じく、狭いスペースにも置けるEW-M571Tは、従来機570Tに比べて横幅を70o縮小した。

EW-M670FTは従来機に対して設置面積を29%削減

EW-M571Tは従来機比較で横幅を70mm縮小

また、A3サイズ対応機は2機種。EW-M970A3Tはコピー・スキャン対応機で、ブラックインクに文字がくっきりと仕上がる顔料インク「くっきりブラック」のほか、写真印刷に適した「染料ブラック」も搭載した。唯一、ディスクレーベルプリントにも対応している。

「EW-M970A3T」

一方のEW-M5071FTはA3ノビにも対応し、ファックスもできる複合機となっている。その他にも「フチなし印刷」(5071FT除く)や「スマホ連携」などの基本機能も充実。「挿すだけ満タン」インク方式(5071FT除く)は、スクリュー式ボトルを開けて挿すだけの簡単補充が可能である。また、ユーザー自身で交換可能な「交換式メンテナンスボックス」(571T除く)で、廃液タンク交換によるダウンタイムを軽減している。

「EW-M5071FT」

Colorio V-edition(1機種1モデル)
A3ノビ対応機「EP-50V」¥OPEN(予想実売価格5万円前後)、11月発売予定

「EP-50V」

Colorio V-editionは、写真作品印刷に適した「高画質」とインク代の低価格化を実現した、気兼ねなく高画質プリントができるシリーズである。

EP-50Vは、初めてA3ノビサイズに対応しただけでなく、インクカートリッジを横方向に配置して横幅を極限まで削減、A3従来機「EP-4004」と比べて横幅140o、高さ56o縮小となっており、設置面積にして11%、体積34%削減と大幅なコンパクト化を実現している。

カード/名刺サイズと幅広い用紙サイズに対応しており、前面/背面の2ウェイ給紙で、前面には写真用紙50枚/普通紙200枚の大容量給紙カセットを搭載。2.4型カラー液晶は、インク残量やネットワーク設定の確認が行える。ユーザーが交換可能なメンテナンスボックスを採用している。

EP-50Vは大幅なコンパクト化を実現している

画質においては、基本の4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に加えて、レッドとグレーを加えた6色染料インク 「Epson ClearChrome(クリアクローム)K2インク」を搭載し、カラー印刷、モノクロ印刷ともに幅 広い色域と豊かな階調表現のカラリオ最高画質を実現している。L伴写真インク用紙の合計コストは、カラリオのゼネラルモデル「EP-880A」が約20.6円/枚に対して、V-editionは約12.7円の低印刷コストとなっている。

Colorio 2017年モデル(3機種7モデル)
「EP-880AW/AB/AR/AN」¥OPEN(予想実売価格3万円前後)、10月発売予定
「EP-810AW/AB」¥OPEN(予想実売価格2万円前後)、9月14日発売
「EP-880AW/AB/AR/AN」¥OPEN(予想実売価格1万円台中盤)、9月14日発売

「EP-880AB」

カラリオの2017年ゼネラルモデルは3機種7モデルとなっている。EP-880AW/AB/AR/ANは、スタイリッシュなコンパクトボディに高機能を搭載したA4対応複合機。マット仕上げの本体をベースに、天面はドット模様のシボ加工を施し、傷やほこりが目 立ちにくいよう仕上げている。柔らかで美しいラウンドコーナーデザインに加え、本体カラーは従来のホワイト、ブラック、レッドに、部屋インテリアになじむ、ホワイトとベ ージュを組み合わせた「ニュートラルベージュ」を新たにラインアップした。

液晶モニターは前機種「EP-879Aシリーズ」の2.7型から4.3型ワイドタッチパネル液晶に大型化。文字サイズで約15%拡大と直感的に操作しやすい。写真の全画面表示にも対応し、大きく見やすくなった。 用紙の交換や補給が簡単なトレイ式の前面2段給紙に背面手差し 給紙(1枚)の3ウェイ給紙を採用。前面からL判、ハガキ、A4用紙 まで、ほぼすべての用紙を給紙することができ、給紙トレイが飛び出ることなくコンパクトなデザインのままで、すっきり使用することができる。

EP-810AW/ABとEP-710Aは、基本機能を残しつつ、省けるものは省いて低価格化を実現したモデル。EP-810AW/ABは、操作パネルに2.7 型カラー液晶と静電式ボタンを組み合わせたフラットパネルを採用し、本体カラーはホワイト、ブラックの2色。

「EP-810AB」

EP-710Aは、1.44型カラー液晶と静電式ボタンによるフラットでシンプルな操作パネルにより、簡単操作で写真プリントを快適に楽しむことができる。本体カラーはホワイトのみ。

「EP-710A」

ハガキプリンター(1機種1モデル)
「FP-81-2018」¥OPEN(予想実売価格5万円台中盤)、9月14日発売

「FP-81-2018」

簡単操作のハガキプリンターPF-81は、ハガキの原寸大表示が可能な9.0型タッチパネルを搭載し、簡単操作で直感的に年賀状を作成することができる好評モデルの新製品。ハガキデザイン300種類の「年賀状デザイン集2018」を同梱しており、要望の多かった宛名レイアウトの配列デザインの改善、都道府県の印刷を省略するオプション設定追加、姓名の自動フリガナ入力、通信面保存データの選択削除などに対応した。購入者には 2019年用の「年賀状デザイン集2019」をプレゼントするキャンペーンも行われる。

ビジネスインクジェットプリンター(3機種3モデル)
「PX-M5081F」¥OPEN(予想実売価格4万円台前半)、10月予定
「PX-M5080F」¥OPEN(予想実売価格3万円台前半)、10月予定
「PX-S5080」¥OPEN(予想実売価格3万円台中盤)、10月予定

「PX-M5080F」

「PX-M5081F」

ビジネス向けインクジェットプリンターは、A3ノビ対応で、スキャン・コピー・ファックスができる複合機PX-M5081FおよびPX-M5080Fと、A3ノビ対応のインクジェットプリンターPX-S5080の3機種。いずれも耐久性を15万ページと、従来機と比べて大幅に向上している。また「PrecisionCore(プレシジョンコア)プリントヘッド」を採用し、普通紙で高画質印刷を実現する。

「PX-S5080」

さらに、複合機PX-M5081F、PX-M5080Fは、4.3型光学式タッチパネルを採用し、操作パネルを一新。見やすい角度調整もでき、スマートフォンのような感覚で、直感的な操作が可能となっている。

カラリオ用の新アプリケーションや、両面スーパーファイン紙も用意

新製品のラインアップにあわせて、様々なコンテンツ印刷が簡単にできる「Epson Photo+(エプソンフォトプラス)」が、エプソンホームページで提供される。Epson Photo+は写真プリントだけでなく、年賀状(通信面作成のみ)やディスクレーベルなど、バラエティー豊富なテンプレートで、思い出を活かした自分だけのオリジナル作品を簡単にきれいに印刷することができる(対応機種、対応OSはホームページ参照)。

また、インクジェット用紙の新商品「両面スーパーファイン紙」も発売される。A4サイズで50枚入りと100枚入りの2種があり、写真やイラスト入りのコンテンツを両面印刷できる。自動両面印刷機能対応機種(EP-50V、EP-880AW/AB/AR/AN、EP-810AW/AB)で使用できる。

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