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公開日 2003/06/17 20:26

RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブによる第19回定期ミーティングが開催される

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左:RWPPI代表・相澤宏紀氏 右:本日特別講演を行ったNHKの和食曉氏
●RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブ(略称RWPPI)による、第19回目となる定例会議が本日、東京都目黒区の同事務局本部において開催された。DVDフォーラムによって国際規格として策定されたDVD-R/RWフォーマット関連商品の普及促進を目標に活動を開始したRWPPIは、2000年5月の設立以来多数の会議を定期的に開催している。定例会議では、ディスクメーカーのみならず、記録・再生機器メーカーやコンテンツプロバイダーを中心とした会員同士で、DVD-R/RW技術関連やユーザー動向、またDVD記録・再生における著作権保護をめぐる、各国の法律・技術開発動向などについての情報交換が活発に行われている。

会の冒頭において、第4期における同団体の舵取りを行う、代表、副代表各氏の改選が行われた。集まった会員による満場一致の決議にて、前期もその役割を務めた代表・相澤宏紀氏、副代表・新本孫宏氏の再任が決定された。両氏はそれぞれ再選出の喜びを語った。

相澤氏は「民生用のHDD+DVDハイブリッドビデオレコーダーがブレイクする今日において、DVD-Rの高い再生互換性とHDDの高い編集機能を併せ持った"DVD-RW"というメディアに改めて注目が集まることでしょう。」と挨拶した。また同氏は、「-R/-RWディスクは、多様なメディアの記録再生に対応したハードが多数登場する中で、全ての機器において一番広く受け入れられているフォーマットである」と指摘し、「引き続きRWメディアの優れた再生互換性を検証することに力を注いで参ります。」と並々ならぬ決意を語った。

また副代表に選ばれた新本氏も、「録画・再生のエンターテインメントが隆盛を極める今日、高い再生互換性を備えるDVD-RWの重要性はますます高くなることでしょう。」と、DVD-RWの記録メディアとしての高い可能性に期待を寄せた。

本日の会議では、はじめに同団体にとっての第3期目となった、昨年4月1日から本年3月31日までの活動と決算の報告、ならびに既に新しい歩みを始めている第4期の活動における方向性が、大勢の会員が集まる中明らかに示された。

同団体における新たな第4期の活動は、今までの活動をベースに置きながらDVD-RWメディアの普及活動をさらに活性化させるものとなる。8月下旬にドイツで開催されるIFAベルリンを皮切りに、国内のCEATEC、2004年のWinterCESとイベントに於いて積極的な活動を展開していくとともに、DVD-RWメディアにおけるVRフォーマットの再生互換性検証の段階に到達している「ラウンドロビンテスト」のクオリティ向上、ひいてはVRフォーマットをワールドワイドに展開していくための活動に注力していく考えであるという。

本日の会議ではさらに、5月初旬に米国で開催された、マイクロソフト社主催による「WinHEC(Windows Hardware Engineering Conference)」のイベント参加報告が行われた。本イベントでは、Windowsに関係する技術者たちによるテクノロジーの報告がカンファレンス形式で行われる。マイクロソフト社は、2005年に同社より発表される予定の次世代オペレーティングシステム「Longhorn」において、全記録型DVDのサポートを明らかにしている。これを受け、RWPPIに加盟するパイオニア、東芝をはじめとする5社による出展が当イベントにて行われたのである。マイクロソフトの発表を受け、アメリカではAV機器とPCとの連動互換がさらに高まるのではという期待感が大きくなりはじめているという。RWPPIによる展示にも、国内でのイベント同様、多くの来場者が訪れDVD-RWメディアに関する多くの質問が寄せられたという。米国におけるDVD-R/-RWメディアと、対応ハード機器の普及もさらなる高まりを見せているようだ。

また本日の会議においては、NHK営業局受信技術センター(受信計画)担当部長である和食(わじき)曉氏による、「放送のデジタル化と普及活動の現状」に関する特別講演が行われた。地上デジタル放送がいよいよ本年12月よりスタートするが、NHKとして映像コンテンツを豊富に取りそろえるという課題の他にも、現在デジタル化に向けて抱えている幾つかの課題についての率直な報告が同氏によって行われた。多チャンネル化、放送と通信の融合が加速していく中で、人々が気軽にデジタルエンターテインメントを楽しめる環境を創出していくことの大切さと、そのために現在RWPPIが熱心に取り組んでいる活動の重要性が和食氏により再度指摘され、本会議が締めくくられた。

(Phile-web編集部)

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