公開日 2003/01/02 12:39

Senka21 1月号<スペシャルインタビュー> Part.2

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グレムリンDVDリミテッドBOX DVD 2枚組+フィギュア付 / ワーナー・ホーム・ビデオ 日本代表 原田 健氏
●〜販売店と協力して 展示面もパワーアップ 名作DVDとの出会いの場を創造する〜

◆ワーナー・ホーム・ビデオ 日本代表 原田 健氏
◇インタビュー・麻野 勉

―― DVDソフトのビジネスそのものに、何か新しい動きを創造できそうですね。  

原田 そうなんですよ。次の展開として2つの方向を考えています。ひとつは、あくまでこれはマスマーケットを対象としたコモディティであるという考え方のもと、より買っていただきやすい価格帯で、よりマスに売っていく従来の延長線上の展開です。新製品は2980〜2500円、これがしばらくすると1500円に下りてくるという体制は今後も行っていきます。
 もうひとつは、せっかく実現したローコストを違った意味でお客様に還元したいと考えています。すなわち、さきほどお話しした、少量のマーケットについてです。最初の取り組みは、社内の資産の再活用です。これまではミニマム1万枚というラインがあり、商品化できなかった映画がいっぱいある。ところがこれが500枚となると、ほとんどが商品化できてしまい、ワーナーの資産を100%活用できる道が開けてきます。当社には何万ものタイトルがありますが、現実にDVDになっているタイトルは約400タイトルに過ぎません。ここをライブラリーという形で、どんどん商品化していきたいと思います。
 また、映画の仕事をしていて、最近の日本映画に元気がないのが大変気にかかります。そこで、映像作家を目指すアマチュアの方の作品にもっと光を当てていこうと思います。実際、ある映画専門学校とタイアップして、卒業生の作品を当社が責任を持って商品化し、流通させていく計画があります。もちろん、採算を度外視した先行投資になりますが、映像作家として、将来面白いものをつくっていただければそれでいいと考えています。
 一番マスの商品をつくるのはワーナーで、一番マイナーな商品をつくるのもワーナー。そういう世界を創っていきたいですね。売れるもの売りづらいもの、いろいろあるから面白い。DVDの文化という資産の中での、リポジショニングの年にしていきたいと思います。  

―― それには、店頭とのさらに密接な強力関係が必要になりますね。  

原田 販売店は我々のファミリーであるとの考え方のもと、店頭の棚をつくりかえていく提案を今後もしていきたいと思います。当社のマーケティングプランに対する店側のエクスキューションのされ方と、販売店サイドの考える店独自の売り方について、これらをどう融合してよりよい形にしていけるか。もっと微に入り細に入り、我々が参画していくために、新しく、リテールダイレクト部という部署を新設する予定です。もちろん、店頭での売り方や在庫管理、商品の入れ替え等に積極的に我々が参画していく一方で、流通在庫についての責任を持ち、動かないものがあれば入れ替えていく。そうした商売の形に、お互いの気持ちが理解できるところから、順次切り替えていく方針です。  

―― 逆に、1500円の商品でそんなに棚のスペースをとっては儲からないといった声は出ていませんか。

原田 最近はありませんが、春頃にはありましたね。ところが、フロアごとの収支はあっても、棚ごとの収支管理はほとんどしていない。それがそもそもの問題でした。そこで、色々と調べた結果、棚ごとの実績を出したんです。すると、6000円の棚より、1500円の棚の方がかなり利益が出ている。そういう検証を積み重ねることで、皆さんの意識が変わってきましたね。
 今、CDの売上げが落ちてきていますが、それも、DVDを4階に放って置いたままでの声なのです。それならまず、DVDを1階に持ってきてください。それでお金がかかるというのなら、出しますと、説明しています。CDは再版というプロテクションがかかっていたために、メーカーもお店も保守的になってしまいました。その意味では、DVDはまさに戦国時代ですから、お客様にとってはわかりにくい反面、非常に健全だと思いますね。(senka21編集部)
続く

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