公開日 2002/02/25 17:32

WOWOW佐久間会長インタビュー(1)

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(株)WOWOW代表取締役会長兼CEO佐久間Jニ氏(インタビュー:音元出版社長和田光征)
●デジタル放送に注目が集まるなか、Senka21では(株)WOWOWの代表取締役兼CEOの佐久間氏にインタビューを敢行。ホームシアターに注目が集まるなかで、同氏の考えるファーストステージも着々と進行しており、セカンドステージに向けての実験も始まってきている。ここでは、同誌3月号に掲載した記事を、4回に分けて特別に掲載します。――――インタビュー:音元出版社長和田光征

実現する日も見えてきた
1000日1000万台

 ―― 以前(2000年7月号)のインタビューでは、デジタル放送の訴求ポイントとして、ファーストステージが高画質・高音質、セカンドステージに双方向ということを挙げておられましたね。
 佐久間 ファーストステージは見て楽しむテレビ。ホームシアターというコンセプトを中心にどんどん進化していくと思います。そして2005〜6年には双方向がある程度見えてくる。そういう流れのなかでは、順調に進んでいると思います。
 ただ、BSデジタル放送が始まった一昨年の12月には、なかなか思っていた通りにはならないということもあって、メーカーからも放送からもフラストレーションが出てきていましたね。その時に私が申し上げたのは、夫婦がお互いに合意して子供を作ったのに、お互いが「子供のできが悪い」と言い合っている。子供が一人歩きをするには、ハイハイから始まるわけで、その間、一番大切なのは両親の愛情ではないかと。だからは今は、お互いにどうやって育てるかということを真剣に議論しなければダメだと言ったんです。
 私は年始早々、いつも家電販売店を見学させていただいています。そこでいろいろうかがってみると、一昨年の12月には品不足になるほどだったものの、4〜6月は落ち込んでしまった。そのころはやっぱり心配だったようですね。しかし、10月からは日を追うごとに良くなってきているし、プラズマテレビと液晶テレビが売場の大きな活力につながった。BSデジタルチューナー単体に、プラズマテレビと液晶テレビをプラスすることでテレビ売場が活性化したわけです。「2002年はBSデジタルの年だよ」と言ってくれまして非常に嬉しく思いました。4月から始まる110度CSデジタル放送も我々にとってはプラスになると思いますし、冬季五輪、W杯サッカーなどのスポーツも始まりますので、盛り上がる要素もたくさんあると思います。
 チューナー単体と内蔵テレビなどを合わせた、デジタルハイビジョンが受信可能な製品の2002年度の需要は120〜140万台ほどになるのではないかと言われています。私はいろいろな仮説を立てているのですが、年間100万台を達成すればその商品は必ず育つと思います。子供で言えば立派な成人であるという保証をもらえるのが100万台。この需要予測が実現すれば、2002年度には成人になりそうですね。
それからもうひとつ、家電品というのは普及率が5%を越えるとぐっと伸びます。仮に5000万世帯とすると、2001年度末には120万台ほどになりそうですから、2002年度の120〜140万台を合わせれば2002年度にはクリアできそうです。しかも地上波デジタル放送が2003年12月、つまり2003年度に始まります。そして2004年がオリンピックイヤーですから、2003年度からはさらに伸びると思います。
 これは強気な考えのように言われることもありますが、ハードを売っていた経験から言えば、「年間100万台を超える」、「普及率5%を超える」ということは非常に大きな出来事で、間違いなく普及することを意味します。最初は多少もたついたかもしれませんが、それが危機感となって良い方向へ進んできたように思います。1000日1000万台も順調にいけばクリアするでしょうし、もし遅れたとしても半年でしょうね。――――(以下、明日に続く:Senka21 3月号より抜粋)

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