公開日 2001/10/30 16:41

シーラス・ロジック新社長にテリー・リーダー氏が就任。Q&Aを含む記者会見をレポート

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シーラス・ロジック新社長のテリー・リーダー氏
●シーラス・ロジックは、10月30日、本社ワールドワイド・セールス部門担当副社長のテリーM.リーダー氏が、退任した前社長の吉田均氏に代わり日本法人シーラス・ロジック株式会社の新社長に就任すると発表するとともに、記者会見を開催、新社長による挨拶と、シーラス・ロジック株式会社の日本市場への取り組みについての解説が行われた。その内容は以下のとおりである。

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シーラス・ロジック株式会社設立の1989年以来、同社は、民生用エレクトロニクス・エンターテイメント市場向けに高度なアナログ回路技術を応用した高性能な集積回路、およびDSPを設計開発するファブレス半導体サプライヤとして、日本市場に積極的に参加しており、現在では、デジタル・エンターテイメント環境で「見る、聴く、つながる」楽しさを提供できる分野に特化している。

日本のエレクトロニクス・エンターテイメント市場でシーラス・ロジック株式会社は、AVレシーバー分野、MP3プレイヤーの分野でリーダーシップを獲得している。今後、DVDビデオプロセッサ、ワイヤレス・ホームネットワーキング、デジタルビデオ・エンコーディング/デコーディングなど、さらに高付加価値な製品群を提供するため、これまでにLuxSonor社、ShareWave社、Stream Machine社の買収を実現させている。

シーラス・ロジック株式会社は、DVDの登場により、近年停滞していたホームエンターテイメント分野が活気づき、コンシューマーに、オーディオからホームシアターへのアップグレード意識、さらにはインターネットの普及により家庭内ネットワークを介する配信システムへのアップグレード意識が高まり、世界6億5000万世帯のアップグレードを見込み、大きなビジネスチャンスの可能性があると考えている。

シーラス・ロジック株式会社では、web通信機能、ホームメディアコントロール、レコーディング機能や、MP3データをHDに記録することによるオーディオジュークボックス機能をももつといった DVDプレイヤーの進化形を目標としている。シーラス・ロジック株式会社は、こういった製品の実現に向け、すべてのソリューションを供給する企業として邁進していく。
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また、新社長テリー・リーダー氏に対するQ&Aでは、以下の内容が展開された。

Q.シーラス・ロジックが製品を供給する日本メーカーでは、近年の業績の悪化が取りざたされているが、それに対する影響は

A.確かに厳しさは認識している。しかし我々が関わっているデジタル・エンターテイメント分野は、4半期連続の伸長をみせており、堅調に推移している。

Q.DVDプレーヤーに関わる半導体において、トータルの技術をもっているが、それをシステム化させたボードについてのリクエストはないか。

A.我々はチップメーカーであり、我々のチップを使用したシステムについての問題は顧客である各企業にお任せし、よりいいものを作っていただいている。ただ、確かに我々のもつチップを我々が組み合わせることも可能である。それにより、チップの数やコスト面についての節約が実現でき、フィーチャー的にも有利なものができると考えられる。

Q.シーラス・ロジックはオーディオコーディングチップから、ここのところ急速に映像へのシフトを進めているようだが。

A.確かに我々はオーディオ寄りであったとは言える。だが長年顧客メーカーとのやりとりを続けていくなかで、ビデオ技術への移行、家庭内配信システムの方向性などが見え、ビデオテクノロジーやネットワークテクノロジーの必要性を感じた。その後買収も行い、必要なテクノロジーを入手することができた。

Q.シーラス・ロジックの顧客である日本企業は、ハイビジョンDVDの導入をすすめているが、それについてどう考えるか。

A.インフラの大幅な変化というものはすぐには起こらない、と私は考える。デジタルハイビジョン放送については、アメリカでも進ちょくが芳しくなく、日本でも普及がいまひとつであるのが現状だ。新しいインフラが普及するためには、クオリティが高いこと、これまでのものとの違いが明らかで誰にでもわかること、そしてリーズナブルであることが必須であると考える。これを達成するには、構想も、受像機も、コンテンツも、まだまだ未発達であり、進歩には時間が必要であろう。私の個人的な見解としては、このように考えている。

以上。(Phile-web編集部)

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