【大阪セッション】アナログ関連ブースが大盛況!テクニクス「SL-1200GME」ほか光カートリッジ・真空管アンプも注目
11月29日(土)と30日(日)の2日間、「第34回オーディオセッション in OSAKA」(以下大阪セッション)が開催された。会場は大阪・心斎橋の「ハートンホテル心斎橋」別館と、TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋4Fの2会場。それぞれ注目のブースや新製品を紹介していこう。
大阪セッションでは、特にアナログレコード関連の出展が活況を呈していた。テクニクスは、最新のアナログプレーヤー「SL-1210GME」(ブラック)と、「SL-50C」の2モデルを中心にデモ。SL-50Cは、10万円以下というプライスに加え、初めてネット販売にも踏み切ったという戦略モデル。特に赤い「テラコッタ」仕上げが好調だという。
ヴァン・ヘイレンやアラン・パーソンズ・プロジェクトといった洋楽ロックから「津軽海峡冬景色」のジャズアレンジといった歌謡曲、もちろんジャズやクラシックと幅広い音楽を再生。やはり最新“SL-1200”への関心は高く、SL-1200Gからの進化ポイントや音質の違いについて熱心に質問をする来場者も絶えない。
ナガオカのブースでは、同じく「SL-1210GME」に、EISAアワードも獲得して世界で注目の「MP-700」を装着してデモ。プレーヤーとアクティブスピーカー「SC-CX700」のみというシンプルな組み合わせでレコードが楽しめることをアピールする。ほかにもクリーニングアイテムなど、アナログを楽しむためにぜひ手元に置いておきたいアクセサリー類を数多く紹介していた。
PDN、オーロラサウンド、ゾノトーン、アナログリラックスは昨年に引き続き共同出展。パラダイムのスピーカー「Persona 5F」をメインに、アナログプレーヤーはトーレンスの「TD124DD」を組み合わせ。
オーロラサウンドは今年発表された真空管アンプ「HFAS-02」をメインにデモ。よく見ると2台同じものがあるように見えるが、奥側はプリメインで手前はパワーアンプ。プリ機能やセレクター機能をオミットし、フロントパネルもパワーアンプ仕様となっている。代表の唐木氏も、「古いレコードから新しい発見を引き出すことに力を入れています」と熱弁、五輪真弓「恋人よ」は、しばらくその濃厚なサウンドが頭から離れないほど。
サエクとカジハラ・ラボ、光城精工も共同ブースを展開。ハーベスの最新スピーカー「HL-Compact7ES-3XD2」をメインに、エアータイトの真空管アンプというちょっと面白い組み合わせをデモ。サエクのターンテーブルシートやアクセサリーのほか、IKEDAの最新カートリッジ「RM-HAYATE」にも関心が高い。先週発売されたばかりの井筒香奈江の7インチシングルも早速再生、アナログレコードの楽しみをたっぷり聴かせてくれた。
フェーズメーション&DSオーディオのブースでは、DALIのスピーカー「RUBIKORE 6」を活用して真空管アンプと光カートリッジをたっぷりデモ。DSオーディオの青柳氏は光カートリッジの利点について、「磁気抵抗がないことやカートリッジを軽量化できる」ことから、より自然な音楽再生ができると解説。
DSオーディオのカートリッジは、テクダスのや由紀精密のアナログプレーヤーに装着して再生。フェーズメーションは今年、同社初の光カートリッジ対応フォノイコライザー「EA-1500」も発表しており、光カートリッジのさらなる広がりを聴かせてくれた。
スペック&タクトシュトックブースでは、eposの「ES-28N」などをメインに再生デモ。ヴァルテレの「SG-1 PKG」にて再生される45回転盤のクイーン「ボヘミアン・ラプソディ」の太く濃いサウンドは大きな魅力。インクレケーブルのノイズ対策アイテムや、エディスクリエーションのネットワークハブも引き合いが強いようだ。


































