公開日 2025/10/14 11:02
JICO、初の完全自社開発によるMMカートリッジ「Clipper」。“古くて新しい音”を目指す
往年のSHURE交換針なども装着可能
日本精機宝石工業(JICO)は、自社オリジナルのMMカートリッジ「Clipper」の発売を開始した。S字型/J字型トーンアームに対応する「Clipper」と、ストレートアームに対応する「Clipper-S」の2種類で、価格はいずれも55,000円(税込)。
SHURE44のカートリッジのレプリカなどを開発してきたJICO初の、完全自社開発によるオリジナルカートリッジ。カンチレバーはテーパード形状で、SHURE社のSカンチレバー形状も採用。「過去の優れた技術を融合した古くて新しい音」を目指して開発された。
音のコンセプトは「自然豊かな山陰地方の風土」としており、デザインにおいても美しく、優しい印象を与える流線型のボディとなっている。
針先は、テーパードSカンチレバーの性能を最も引き出せる天然無垢ダイヤモンドの丸針を採用。また、通常ヘッドシェルから外側に配置される指掛けはセンターラインに配置。旅客機の垂直尾翼をイメージし、“スタイリッシュでスピード感”のある鋭角なフォルムを採用する。
ClipperにはJICOの“44モデル”や往年のSHUREの交換針も装着可能で、さまざまな組み合わせによる音質を楽しむことができる。
専用交換針「Clipper Stylus」を14,850円(税込)にて用意。針圧は1.8-2.2g、再生周波数帯域は20Hz-20kHz、出力電圧は5.0-8.0mV。質量は「Clipper」が約16.7g、「Clipper-S」が約13.4g(ヘッドシェル含む)。






























