「オーディオ銘機賞2026」審査会、本日開催。「ネットワークオーディオ時代の広がりにも期待」
オーディオ文化の向上と市場の活性化を目的に、1978年に設立された「オーディオ銘機賞」。その年のもっとも優れたオーディオ製品を選定する「オーディオ銘機賞2026」の審査会が、本日10月3日(金)に開催されています。

オーディオ銘機賞は、オーディオ評論家に加え、全国の有力販売店が「流通側」審査員として参加する世界的に珍しいアワードとなっています。ユーザーのリアルな声を一番耳にするショップからの意見も取り入れることで、“市場で真に評価される”製品を選定しています。
昨年に引き続き、オーディオ評論家サイドの審査委員長は山之内 正氏、流通側の審査委員長は九州・マックスオーディオの大原晴三氏が担当。また、藤岡 誠氏のご勇退に伴い、今年から小原由夫氏が新たにオーディオ評論家サイドに加わりました。今年は22名の審査員が全員審査会に集結、今年の優れたモデルについての活発な議論が繰り広げました。
新任の小原由夫氏は、「この夏で評論家活動をスタートして35年目を迎えました。歴史と権威のあるオーディオ銘機賞の末席に加わることに、身の引き締まる思いです。初心に返り、拝命いただいたことを期にさらに精進いたします」と挨拶。
またマックスオーディオの大原氏は、価格の二極化について触れながら、「数億円のものは別にしても、高額製品が売れていることも事実としてあり、商売上はとても重要です」とショップ側の見解も述べます。一方で、「高額製品だけではなく、ミドルクラスの製品を積極的に展開し、オーディオの楽しさを業界全体をあげて知らしめていくことが必要です」と力を込めます。またこれまでネットワークオーディオを作ってこなかったブランドが新たな動きを見せるなど、「ますますネットワークオーディオの時代が広がるのではないか」と分析。潜在需要を掘り起こしていくことにも強い意欲を見せています。
「オーディオ銘機賞2026」では、昨年に引き続き金賞・銀賞・銅賞の「3賞」に加えて、お求めやすい価格の製品を積極的に推薦する「ミドルクラス大賞」や「ベストバリュー大賞」などの選定も予定しています。
受賞モデルの発表は、PHILEWEBにて11月上旬に先行発表、受賞理由も含む詳細なレポートについては、11月25日に発売される『季刊・オーディオアクセサリー 199号』にて掲載されます。
■オーディオ銘機賞2026 審査員
評論家サイド
山之内 正(審査委員長)
石田善之
石原 俊
井上千岳
生形三郎
小原由夫
大橋伸太郎
小林 貢
鈴木 裕
角田郁雄
福田雅光
流通サイド
大原晴三(マックスオーディオ/福岡県・審査委員長)
大原浩次(エディオン/広島県)
北野正幸(上新電機/大阪府)
中坪達也(オーディオユニオン/東京都)
鈴木 豊(テレオン/東京都)
友野大介(オーディオコア/長野県)
野田怜男(のだや/福島県、宮城県、栃木県)
堀野裕一郎(シマムセン/大阪府)
松野康太(オーディオスクエア/神奈川県)
丸山浩明(ロイヤルオーディオ/長野県)
森田洋之(CAVIN大阪屋/北海道)






























