コンクルージョン、DAC基板交換対応のDAコンバーター「D-10VN」一般販売スタート
(株)Conclusionは、基板差し替えにより様々なDACチップの音色を聴き比べることができるDAC/ヘッドホンアンプ「D-10VN」の一般販売を、9月3日(水)より開始する。
クラウドファンディングにて先行販売を行っていた製品が、この度一般販売を決定した格好。本体および交換用DAC基板の税込価格はそれぞれ以下のとおり。
・「D-10VN」本体:259,800円
・交換用基板(フィリップス「TDA1541A」搭載):98,000円 ※受注生産
・交換用基板(フィリップス「TDA1540P」搭載):39,800円
・交換用基板(ソニー「CX20152」搭載):19,800円
・DACなし基板(フィリップス “TDA1541シリーズ” 用):9,800円
DAC基板が着脱交換可能な設計となっており、別売のオプションDAC基板と交換することで異なる音色が楽しめるDAC/ヘッドホンアンプ。DACチップは80 - 90年代のCD全盛期を代表するものをピックアップし、チューニングにおいてもCD全盛期の音の忠実な再現を図ったという。
標準搭載のDAC基板にはバーブラウン「PCM53JP-V」を採用。3種類の交換用DAC基板は、往年の銘機に用いられたフィリップス「TDA1541A」、ヴィンテージ志向のフィリップス「TDA1540P」、ソニーの名DACチップ「CX20152」をそれぞれ採用する。
また、DACチップ未装着の基板もラインナップ。フィリップス “TDA1541シリーズ” DACチップの取り付けに対応しており、ユーザー手持ちのDACチップを活用できる。
再生フォーマットはPCM 192kHz/24bitまでサポート。ただし、内部処理は88.2kHzまたは96kHzの2倍オーバーサンプリングとなる。
電源部には、かつてNECが製造していたプリメインアンプ「A-10」に着想を得たリザーブ電源回路を搭載。大容量コンデンサーにより瞬時電力供給を実現することで音の安定性と力強さを高め、繊細な表現も逃さず拾い上げるとしている。
ヘッドホンアンプ部にも、新たに開発したというバランス回路を投入。クラスを超えた駆動力を発揮し、高品位なヘッドホン再生が楽しめるとのこと。
入力端子として光デジタル×1/同軸デジタル×2/USB-B×1/USB-C×1、出力端子として4.4mmバランス×1/RCAアンバランス×2を搭載。USB入力は、同時接続した場合USB-Cが優先される。外形寸法は250W×100H×250Dmm、質量は4kg。































