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公開日 2023/10/20 19:48

estelon、鉱石とポリマーの複合マテリアルを採用したスピーカー「AURA」

異種素材の組み合わせにより共振の抑制を実現
編集部:松永達矢
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アーク・ジョイアは、estelon(エステロン)のフロアスタンド型スピーカー「AURA」を11月10日(金)に発売する。価格は286万円(税込/ペア)。

「AURA」

キャビネット部に、鉱石とポリマーを複合させた独自のコンポジット材を採用する流麗な形状が特徴的なスピーカーシステム。異種素材の組み合わせは、共振の抑制も実現するという。

コンポジット材の成型時に高熱を加えながら真空プレス機によって加圧することで、キャビネットは高密度・高剛性を獲得。表面のほぼすべてが湾曲している独創的な形状は、不要振動を抑制するだけでなく、内部の音響制御にも大きく寄与しているとのことだ。

高域再生を担うScan Speak製26mmソフトドーム・トゥイーターには、優れた音質と直線性を実現する対称駆動モーターを搭載。音楽再生の大音量、小音量のレベルを問わず、卓越した音質と直線性を実現する。

Scan Speak製26mm ソフトドーム・トゥイーター

楕円形のウェーブガイドはトゥイーターの特性に合わせて形状を最適化。理想的な高域の均一分散とミッド・ウーファーからの影響を受けないピュアな再生を実現させている。

音楽の中で中核となる帯域を担うミッドレンジには、SB Acoustics製130mmミッド・ウーファーを搭載。独自開発の“Egyptian Papyrus(エジプシャン・パピルス)”コーンは通常のペーパー・コーンと同等の剛性を確保しながらも軽量なため、ダイアフラムによる音へのカラレーションがないという。

SB Acoustics製130mm ミッド・ウーファー

バスケット部は鋳造成型された強靭なアルミニウムで構成。強力な駆動を実現するネオジム・ドライバー、減衰の少ないラバー・エッジにより、歪が最小限に抑えられたナチュラルな再生を可能としている。

Faital製250mmウーファーユニットは、セミプレスされたペーパー・コーンを採用。湾曲したキャビネットのベースプレートにより、キャビネット底面に搭載したウーファーが床と音響的に結合することで、効率と出力が最大化され、豊かでタイトな低域再生を実現する。

Faital製250mmウーファーユニット

ユニットの配置にも工夫を凝らす。ウーファーは上記の通りキャビネット底面に配置されることで、低域は床面と音響的に結合し、豊かな低域再生を実現する。さらにメインキャビネットとスパイクが装着されたベースプレートはデカップリングされ、高さと安定性を確保。ウーファーと床面との一定距離を確保するだけでなく、メインキャビネットとベースプレートの間に開口部を設けることで、豊かな低音がリスニングルームルーム全体に適切に伝播され、リアリティある立体空間を提供するとしている。

また、各ユニットは内部で個別のチャンバーを持ち、相互の干渉を最小限に抑制する。ミッドレンジ2基は同じ周波数帯を再生しながら、中央にトゥイーターを配置するバーチカルツイン・レイアウトとすることで、透明度の高いナチュラルな中高域、定位に優れた理想的なステレオフォニックを発揮し、正確な位相管理を実現した。

ウーファーユニットはキャビネット底面に配置される

新設計のキャビネット部や各ユニットのポテンシャルを発揮させるため、ネットワーク回路の設計や使用する素材、キャビネット内の配置に至るまで、徹底したリスニングテストの上で選定されている。クロスオーバー回路は、トゥイーター/ミッドレンジは2次カーブ(-12dB/oct)、ミッドレンジ/ウーファーは3次カーブ(-18dB/oct)を採用。全てが熟練技術者による手作業だ。

アンプからの音楽信号をドライバー・ユニットに伝送する内部配線材にも、一切妥協の無い素材選定を行う。ハイエンドケーブルメーカーとして有名なKubala-Sosna(クバラ・ソスナ)製の純銅ケーブルを用いることで、3次元的な空間表現、透明感溢れる躍動的な音楽再現を実現した。

付属のサランネット・グリルにはマグネット・キャッチを採用。装着感と本モデルの優美なデザイン性を十二分に引き立てると同社は説明している。

周波数特性は35Hz - 25kHz、クロスオーバー周波数は85Hz/2.1kHz、出力音圧レベルは、90dB/2.83V、公称インピーダンスは4Ωとなる。外形寸法は384W×1,366H×367Dmm、質量は34kg(本)。

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