公開日 2020/06/10 11:11

オヤイデ、製造工程の見直しを図ったEntreq仮想アースシステム「Olympus Ten」など3機種

リニューアルモデルも
編集部:押野 由宇
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小柳出電気商会は、Entreqブランドの仮想アースシステム新モデル「Olympus Ten」、およびリニューアル製品「Minimus Infinity」「Silver Minimus Infiinity」 の3機種を、6月10日より発売する。価格はオープンだが、Olympus Tenが税抜140,000円前後、Minimus Infinityが税抜57,500円前後、Silver Minimus Infiinityが税抜95,000円前後での実売が予想される。

「Olympus Ten」

アースケーブルでオーディオ機器と接続することで、電磁波の不要輻射の低減、および機器の回路上のグランド電位を安定させる仮想アースシステム。同ブランドでは “グランドボックス” と称しており、フラグシップのオリンパスシリーズの小型モデルとなるOlympus Ten、そして「Minimus」と「Silver Minimus」に改良を加えたリニューアルモデルとしてMinimus InifinityとSilver Minimus Infinityが登場する。

Olympus Tenは、オリンパスシリーズ専用に金・銀・銅・亜鉛・マグネシウム等の金属に導電性鉱物を複合した “ミネラルミックス” を新たに配合。ミネラルミックスの加工の際に3トンの圧縮加工を加えて一部製造工程を変更し、新たにマグネシウムと銀製のメッシュワイヤーにてミネラルミックスを包んむことで、シリーズ特有の音色変化を与えるとしている。

また従来は純銅製だったグランドポスト端子を、Olympus Ten専用として純銀製の端子に変更した。

「Olympus Ten」背面部

本モデルはこれまでのモデルと違い、プリアンプ、プリメインアンプの接続を主に想定して開発。「音色傾向がより効果的にチューニングされ、以前からの静かな背景から滲みの無い音の立ち上がりを与えるのはそのままに、幅広い帯域の分解能を持たせつつミッドレンジを中心とした帯域レスポンスの向上に伴い、深い音場感を与えながら定位や音像の立体感がより明確となって音楽の本来持っている表現力を際立たせます」とアピールされている。

ターミナル数および接続対応機器数は1つで、外形寸法は170W×80H×190Dmm、質量は2.1kg。アースケーブルとして102 SSC導体、XLPE絶縁・2.0sq、Yラグ端子の「3398-14EY」を付属する。

Minimus InifinityとSilver Minimus Infinityは、両モデルともに金・銀・銅・亜鉛・マグネシウム等の金属に導電性鉱物を複合したミネラルミックスの構成比を見直した。また加工の際に3トンの圧縮加工を加えるなどの製造工程改良はこの2モデルにも行われている。Silver Minimus Infinityは、Minimus Infinityに比べて銀を約30%多く含有している。

「Minimus Infinity」

両モデルともにターミナル数と接続対応機器数は1つ。外形寸法は共通で170W×80H×190Dmm、質量はMinimus Inifinityが2.2kg、Silver Minimus Infinityが2.3kg。ともに精密導体102 SSC、XLPE絶縁・1.25sq、Yラグ端子のアースケーブル「3398EY」を付属する。

「Silver Minimus Infiinity」

使用方法は共通で、アースケーブルをグランドボックスの接続ターミナルから、接続する機器の入出力の空き端子や機器の筐体のねじに接続する。機器にアース端子があれば、そこに接続することでも同様の効果が得られるという。

今回発売される3機種は、同時に家電のレンタルサービスを手がける「Rentio」にてレンタルも実施される。

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