公開日 2015/10/29 12:04

<ヘッドホン祭>野村ケンジ/meg rock/クラムボン・ミトがハイレゾ版メロキュアを語り合う!

ラジオの人気コーナーの特別企画
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
10月24日・25日に開催された「秋のヘッドフォン祭2015」にて、「野村ケンジのなるほどハイレゾ Special TalkShow」が開催された。本記事ではイベントの様子をレポートする。

会場には多くの参加者が集まった

本イベントは、レインボータウンFMの人気コーナー「野村ケンジのなるほどハイレゾ」とコラボしたもの。野村ケンジ氏をMCに、スペシャルゲストとして「メロキュア」の日向めぐみ(meg rock)さんと、「クラムボン」のミトさんが登場。司会は先日“ミス・ウルトラゾーン”に就任した延時成実さんが担当し、メロキュア『メロディック・スーパー・ハード・キュア』のハイレゾ音源を試聴しながら聴きどころを語り合った。

スペシャルゲストの「メロキュア」meg rockさん(左)と、「クラムボン」ミトさん(右)

試聴機材には、先日発表されたばかりのCHORDのDSD対応DAC内蔵ポタアン「Mojo」(関連ニュース)とプリアンプ「SPM 1200 MKII」、ORBのケーブルなどが使用された。

CHORD「Mojo」

CHORD「SPM 1200 MKII」

野村ケンジ氏と延時さんの軽快なトークでイベントが始まり、さっそくmeg rockさんおすすめの『Pop Step Jump !』を試聴。曲が流れ始めると、meg rockさんとミトさん、野村ケンジ氏が会場の最後部へ移動していく。参加者たちが怪訝そうにしていると、野村さんが「音響は部屋の後ろにたまり、それによりモアレが生じ、サチレーション(歪み)が生まれるため、それを確認していた」と説明した。

野村ケンジ氏

“ミス・ウルトラゾーン”延時成実さん

続いてミトさんオススメの『ALL IN ALL』が流れる。曲が終わり、延時さんが「会場の中に、泣いている方もいらっしゃいました!」と言うと、ミトさんも「目頭が熱くなる、スタジアムで演奏したくなる曲。ちょうど11月6日に武道館でライブするので、サウンドチェックの時流したいなと思っちゃいました」とコメントしていた。

最後は野村ケンジ氏おすすめの『Agape [switched edition]』。野村ケンジ氏が「この曲とオリジナルバージョンは同じ曲だが、違う曲に聞こえて不思議な感じがする。スイッチドバージョンとオリジナルバージョンとをぜひ聴き比くらべてほしい。クオリティも高くて『Agape』の現在の完成形がこのスイッチドバージョンだと思っている」と述べ、両バージョンを試聴することになった。

メロキュア『メロディック・スーパー・ハード・キュア』

2曲を聴き終えたミトさんは「スイッチドバージョンは、最近のオーディオをしっかり鳴らせるレンジになっている。出頭でピアノのバランスの違いとかも全部わかってしまった」と述べ、野村ケンジ氏は「meg rockさんの声の艶が格段によくなって、よりリアルになっていると感じた。ピアノの音がペダルを踏んでいるか否かまでわかるようになってきた。ハイレゾにぴったりな曲だと思う」と語った。

また、ハイレゾ化した自分の曲を初めて聴いたときの印象をミトさんに聞かれたmeg rockさんは「自分達のことなのに透明感!って驚いてしまいました(笑)。フィルターがとれた感じで、いろいろなものの位置が明確になった。スタジオのコンソール前に座って聴いたときみたいな立体感を感じます」とコメント。

さらに「ハイレゾとそうでないものの違いを例えると、テレビで観るサッカーとスタジアムで観るサッカーの違いに似ているなあと。テレビで観てサッカーをやってるのはわかるけど、スタジアムで観ると“そっか、人がやってるんだよね”と改めて実感するみたいな(笑)。実際に目の前で観たときのあのリアルな立体感というか」と語った。

メロキュアのハイレゾ化について語るmeg rockさんとミトさん

質問をしたミトさんも「CDの出来が良すぎたから、ハイレゾが出されてもその差をわかってもらえないのでは? とリリース当時は不安だった」と明かした。

「音源をチェックした時、ポップだけどミックスは攻撃的なイメージだった。2004年当時の音楽の音の傾向は自然なものが好まれた時期で、海外ではエレクトロニカやジャムバンドが流行っていた。ポップミュージック自体もとにかく音圧に対しての拒否反応が非常に多くなった時期だった」と述べ、「それを振り切るように音圧を突っ込んでいて、世界の流れと真逆にいってる格好良さをすごく感じた」と語った。


なお、イベントの途中ではミトさんとmeg rockさんが普段使用している機材の紹介が行われ、二人が実際に愛用している機材を見ることができた。

ミトさんはAstell&KernのDSD対応ポータブルハイレゾプレーヤー「AK240」(関連ニュース)と、“FitEar”のカスタムIEM「彩(Aya)」(関連ニュース)。またORBのケーブルも愛用していて、11月6日から日本武道館で行うクラムボン20周年記念ライブで使うケーブルはORBのものだという。

meg rockさんはAstell&KernのDSD対応ポータブルハイレゾプレーヤー「AK Jr」(関連ニュース)と、ULTRASONEのヘッドホン「Edition 8」(関連ニュース)を愛用しているという。

ミトさんの愛機は「AK240」

愛機の「Edition 8」を紹介するmeg rockさん

なお10月31日(土)16時からは、レインボータウンFM 木場スタジオにて「野村ケンジのなるほどハイレゾ」が公開生放送される。こちらではゲストのメロキュア・日向めぐみ(meg rock)さんとともに、ヘッドフォン祭のイベントレポートや気になる機材などを語るとのことだ。なおこの収録は観覧自由。ガラス張りのスタジオでの公開トークとなるので、興味がある方は是非足を運んでみていただきたい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX