公開日 2006/10/23 10:41

<TIAS2006:ステラヴォックス/ゼファン>GOLDMUNDの旗艦プリやGERMAN PHYSIKSのDDDスピーカーなど

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
北米、スイス、イギリスから南アフリカまで世界の選りすぐりのハイエンドオーディオをネットワークするステラヴォックスジャパンはプロ機器を扱わず、独創的技術と最高の音質、秀抜なデザインの民生ハイエンドオーディオのみを日本のオーディオファイルに届ける明快なコンセプトの会社だ。だから、ステラヴォックスジャパンのブースは、毎年のインターナショナルオーディオショーの中にあって一際エキゾティックな魅力を放っている。

●ゴールドムンド

今年の出品は現在の主力ブランド、ゴールドムンドのウルティメットシリーズとそれに準じるハイエンドシリーズの二つのラインに新製品が追加され来場者を釘付けにしている。ウルティメットシリーズの新しいフラグシップステレオプリアンプ「MIMESIS 22 Signature」は初めて電源部を別筐体とした。トランスを独立させた左右独立電源で、プリアンプの回路部と制御系もアイソレーションバッファで分離させた。また同社プリアンプとして始めてフルバランス構成となったのは興味深い。

従来、ゴールドムンドはアンバラの音の良さを主張してきたが、他社製品とのシステムアップ上、バランス構成を望む声が大きくそれに応えたということである。価格は¥6,300,000(税別)。

同じくウルティメットシリーズのEIDOS36-2CH Referenceは、昨年のユニバーサルプレーヤーEIDOS REFERENCEのチューンドメカニズムをそのまま採用したSACD/CDプレーヤーで回転精度と筐体強度を極限まで高めている。バランス出力の品位に留意している点もプリアンプと同じである。価格は¥3,800,000(税別)。

「EIDOS36-2CH Reference」

「TELOS400」

ハイエンドシリーズではモノラルパワーアンプのTELOS400がデビューした。ウルティメットシリーズのTELOS600と同様の増幅回路“JOBS”サーキットを採用し、出力回路のメカニカルグラウンディングを完璧なものにするために入力基板と出力基板を分離した。電源トランス部は、6個の小型トロイダルトランスと小型電解コンデンサーを複数個パラレル接続した。価格は¥3,300,000(ペア・税別)。

●ジャーマンフィジック(ゼファン)

ゼファン(Zephyrn inc.)はステラヴォックスジャパンの兄弟会社で、ハイエンドオーディオのグローバルな広がりに対応する目的でステラヴォックスとオーバーラップするジャンルの新ブランドを柔軟に掬い上げていこうという目的で作られた輸入商社である。

主な扱いはVIOLA、AESTHIX(北米)、輸入代理業務がタイムロードから移動したGERMAN PHYSIKS(独)などである。2006年の出品で一際目を引き、石原俊氏の試聴プログラムで主役を務めていたのが、GERMAN PHYSIKS(ジャーマン・フィジックス)のDDDスピーカーシステム、PQS402 であった。

老婆心ながらGERMAN PHYSIKSとDDDユニットをご存知ないファイルウェブ読者の方のために紹介すると、同社は1987年にフランクフルトに設立されたスピーカーメーカーで、同社のIDであるディック・ダイポール・ドライバー“DDD”はペンディングウェイブ方式とも言われ、軽量薄膜の立体形状(円錐形)コーンの振動板をボイスコイルと磁石の組み合わせで駆動する。円錐形振動板の表面に発生する弾性波の波紋を制御して音のエネルギーを効率よく伝達する特徴がある。


GERMAN PHYSIKSのDDDスピーカー。一見してスピーカーには見えない
写真のスピーカーシステムのタービンのように見える部分がDDDドライバーで、一般のスピーカーのようにエンクロージャーを必要としすべての製品で密閉型エンクロージャーに納められている。今回出品された「PQS402」はDDDスピーカーシステムのフラグシップで、DDDユニットを上下に2基スタックして使用、それにつり合ったハイスピードで強力な低音を発生させるために、左右独立構造で25cm径のウーファーと20cmのパッシブラジエター二つで構成されるパッシブラジエター方式の低音再生ユニットが組み合わされる。

発電装置のような奇観のPQS 402、たいていの人の目には音楽を奏でる装置には見えないだろう。しかし、そこから流れ出る音はハイスピード、ワイドレンジ化、パワーリニアリティを追求し、入力歪を極限まで排除した結果、自然な呼吸感に満ちたなめらかでふくらみのある生命感豊かな音場を創り出す。スピーカー・サイエンスの極としてモニュメンタルな製品になるかもしれず、スピーカーファンは必聴の大作である。価格は¥9,800,000(ペア・税別)。

(大橋伸太郎)

TIAS2006report

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 日本女子プロゴルフ2026年シーズン第17戦、7/2から4日間開催の「 資生堂・JAL レディスオープン」の放送・配信予定
2 シャオミ、最新スマホや完全ワイヤレスなどが最大46%オフになるセール「Hyper Prime Day」。7/7から
3 バッファロー、ブルーレイドライブの販売を継続。追加部材の確保により
4 蔦屋書店・蔦屋家電、BOSE監修「Noise」のヘッドホン・イヤホンを国内独占販売。「Master Buds MAX」「Master Buds」を7/17発売
5 「CAPCOM STORE MINATOMIRAI」が横浜 みなとみらいに7/17オープン。にしむらゆうじ氏コラボグッズを先行販売
6 ハイセンス本社幹部「日本市場は非常に重要」。W杯・RGB MiniLEDテレビ…成長戦略のキーポイントは?
7 <HIGH END>eversolo、初のR-2R搭載DAC「DAC-R8」やクロック「C10」、旗艦トラポ「T10」など新製品多数披露
8 ビクター、完全ワイヤレスイヤホン「WOOD master」に新色インディゴブルー。さまざまな楽器に採用される人気色
9 Noble Audio、ハイブリッド構成のエントリー完全ワイヤレスイヤホン「Osprey」
10 映画に没入させる映像美。AWOLの旗艦スマートプロジェクター「Valerion Max」を徹底検証
7/2 11:23 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix