公開日 2002/02/20 09:25

ケーブルブランド探訪記(NEO TECH編 その4)

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
NS-12165 ¥94,000(3mペア)
●第4回目は同社のXLRオーディオケーブル「NA-12165」をご紹介する。同モデルはOCC PURE SILVERを導体に採用。構造は、導体を空芯チューブとポリエチレン絶縁体が囲み、ポリテトラルオロエチレンテープがその外を包んでいる。さらにアルミニュームシールドと編み込んだ銀メッキ処理の銅プレートがその外を包み、ナイロンの編み込みで囲み、最終被覆はPVCという手の込んだつくりとなっている。
音質面は2月21日より発売される『オーディオアクセサリー104号』の「緊急レポート」(福田雅光氏)と「特選・新製品アクセサリー」(井上千岳氏)のレポートをご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【NEO TECHブランドの歴史】

同ブランドを手掛けるWanLungElectric&Cable Mfg.Co.,Ltdは、台湾の台北に1980年に設立され、現在までインターコネクトケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブル、映像用ケーブル、マイク用ケーブル、そして電源ケーブルといったHi-Fiシステム用の高純度ケーブルを製造している。
1万平方メートルという広大な地に向上を構え、この“NEO TECH”という名前を表向きに、今や世界に発信する企業となっている。
「クオリティ・リサーチ・デベロップメント・サービス」をキーワードに、15年以上にわたる高性能ケーブル製造と全スタッフ挙げての最大限の努力により、同社の製品のいくつかは、アメリカのUL、カナダのCSA、日本のFマークといった規格の取得に成功するにいたった。また高品位で世界に認められるNEO TECHのケーブル製造を目標に、世界品質認可であるISO-9002の取得にも成功している。
オーディオ&ビジュアル再生において、高純度・高性能が求められる時代において、OCC純銅、OCC純銀といったものは、世界においての最先端技術の導線素材として認識されてきた。しかしその技術を上回るUP-OCC技術(Ultra PureCopperbyOhnoCastingProcess)が日本の千葉大学の大野名誉教授によって生み出された。同社ではこの技術を用いて、長時間の高熱鋳造による単線の結晶銅を製造し、そしてこの結果、純度99.998%またはそれ以上の高純度によるOCC純銅製品の開発に成功した。UP-OCC技術による単結晶、無方向性、高純度、経年変化防止、腐食防止、低電気抵抗、高速伝送性などの性質が理想的な高速伝送線製造を可能としている。
そして、1991年、WanLungElectric&Cable Mfg.Co.,Ltdでは大野名誉教授より以上の技術を用いての製造の認可を受け、UP-OCC純銅、UP-OCC純銀製品の製造に着手し、現在にいたっている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ブランドNEO TECH
  • 型番NS-12165
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥94,000(3mペア)
【SPEC】
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX