公開日 2012/02/23 18:40

国内メーカー初のAndroid 4.0スマホ、“AQUOS PHONE”「104SH」開発者インタビュー

独自技術で「サクサク」「追従性」追求
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソフトバンクモバイルから2月24日に発売されるシャープ製Androidスマートフォン「104SH」が話題を集めている。国内メーカー製のスマホとして初めてAndroid 4.0に対応し、またサクサクした動作、追従性を高めるため、独自の工夫を凝らした点が特徴だ。

ソフトバンクモバイルのシャープ製Androidスマートフォン「104SH」

今回、この104SHの開発を担当した、同社通信システム事業本部 グローバルマーケティングセンター 所長 兼 プロダクト企画部長の河内厳氏、同事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部 部長の林孝之氏を取材。104SH開発の背景、製品の特徴などについて聞いた。

左:同社通信システム事業本部 グローバルマーケティングセンター 所長 兼 プロダクト企画部長の河内厳氏 右:同事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部 部長の林孝之氏

■Android 4.0を国内メーカーとして初搭載

本機は、Android 4.0という最新のOSを盛り込みながら、ワンセグや赤外線通信機能、おサイフケータイ機能などは搭載していない。いわゆる「ガラケー機能」は必要最低限に抑えられている。

これまで国内メーカーのスマートフォンは、多くがガラケー機能の豊富さを競ってきた。その先頭を走ってきたメーカーの一つがシャープだ。今回方向性が変わった背景にはなにがあるのだろう。

林氏:これまでは、グローバルメーカーと同じものを作っていては意味が無いと、いわゆるフィーチャーフォンの機能を全部盛り込むことに力を注いできましたが、ユーザーさんの中には、それが必ずしも必要でない方もいらっしゃいます。

シャープ開発者としては、フィーチャーフォンからの切替えが昨年から猛烈な勢いで進み、今後普及がますます拡大していくなか、グローバルで高いシェアを得ているメーカーにキャッチアップしていきたい、という思いがあります。

我々が今回の「104SH」開発にあたって掲げた目標は「最新のプラットフォーム」「最高のパフォーマンス」「先進の使い勝手とデザイン」の3点。まず1点目のプラットフォームについて、最新のAndroid 4.0をいち早く導入したいと考えました。

104SHを開発するにあたって定めた目標

昨今、OSや操作のスピード感を重視される方が増えています。今回Android 4.0搭載機をいち早く投入するということを目標にした場合、日本市場特有の機能については、ある程度絞っても良いのではないかと考えました。シンプルに使って頂けるということも、逆にメリットになり得るという発想です。



河内厳氏
河内氏:こういった背景から、グローバル基準の商品開発体制を構築しようと、米サンノゼに開発・マーケティングセンターを設立しました。また、東広島の開発拠点に、グローバルを冠した組織を新設しました。

サンノゼでやっているのは、最新の情報をしっかり得るということです。Googleさんとのパートナーシップをしっかりと構築することであったり、クアルコムさんなどとの情報交換もここで行っています。またベンチャー企業の集積地でもありますので、商品力を高めるために様々な情報を得ています。

東広島のグローバルマーケティングセンターは本部として、サンノゼなど様々な拠点からの情報の受け口としての機能を持ち、その情報を集約して製品開発に活かしています。


サンノゼに開発・マーケティング拠点を作ったのは、今回のような国内モデルを充実させることだけが目的ではないという。

次ページ米国スマホ市場参入へも意欲

1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオテクニカ、新型アナログプレーヤー「AT-LP7X」。プラッター素材変更などで音質強化
2 Bowers & Wilkinsの新フラグシップ「Px8 S2」レビュー。ワイヤレスの枠を超えた"妥協なきヘッドホン”
3 クルマを“音”で選ぶ新提案!三菱自動車・アウトランダーPHEVが到達したカーオーディオの比類なき音質
4 ビクター「HA-A110T」速攻レビュー!評論家も太鼓判な“ネクスト スタンダード”イヤホン
5 ビクター、新完全ワイヤレスイヤホン「HA-A110T」。総合力を磨いた“新たなスタンダードモデル”
6 ソニーのMini LEDテレビ「K-55XR50」が1位にランクアップ<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング12月>
7 鹿島建設、立体音響スピーカー「OPSODIS 1」一般販売を3月めどに準備中
8 日本電気硝子の「超薄型ガラス」振動板、ノルウェーブランドのトゥイーターに新採用
9 オーディオテクニカ、フォノケーブル「AT-TC300」などレコードプレーヤー用アクセサリー6種
10 MAYA、幻の1stアルバムが初アナログ化。松下真也氏リマスターによる180g重量盤で4月20日発売
1/30 14:42 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX