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DLNAベースで利便性向上

シャープ、“スマートファミリンク”で「AQUOS Phone」とテレビ/レコーダー連携を拡充

2011/05/17 ファイル・ウェブ編集部
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シャープが新たに展開するAndroidスマートフォン「AQUOS Phone」。昨日はドコモ向けモデルが披露され、本日はau向けの製品の発売がアナウンスされた。

“AQUOS Phone”「IS12SH」

これらの新モデルには裸眼3Dディスプレイを搭載。またツインカメラによって3D動画や3D静止画の撮影も可能など、3D表示機能を充実させている。

「AQUOS Phone」の目玉はそれだけではない。DLNAネットワーク機能を充実させ、「スマートファミリンク」機能という新機能が利用できるようになったのだ。

DLNAは、サーバー、コントローラー、プレーヤーとして動作する。Android上で動くDLNAアプリは自社開発したものだという。フリック動作で直感的に操作が行えるユーザーインターフェースも特徴だ。

フリック操作による直感的な操作が可能だ

これまでの同社製ではDLNAプレーヤー機能が搭載されていなかったが、新AQUOS PhoneはDLNAプレーヤーとして利用できるようになり、しかもDTCP-IPに対応した。

これにより、DLNAサーバー機能搭載のAQUOSブルーレイから配信されたデジタル番組を、AQUOS Phoneで直接再生することが可能になった。

AQUOSブルーレイから配信されたデジタル放送番組をIS12SHで表示したところ

AQUOSブルーレイ内の録画番組リストを表示したところ

プレーヤー機能はMPEG-2 TSのDRモードとAVCモードに両対応し、レコーダー側では録画したデータをそのまま配信。スマホ側でデコードして表示する仕組みだ。なおスマートファミリンクはDLNAベースのため、NASやPCなどのメディアデータを再生できる可能性もあるが、同社で動作検証を行うのはあくまでシャープ製のレコーダーのみという。

またAQUOS PhoneのDLNAアプリをコントローラー代わりにして、AQUOSブルーレイ内の動画を液晶テレビAQUOSに表示させることも可能。このインターフェースもユニークで、スマートフォンで表示した、レコーダーから配信された動画を、テレビのアイコンに向けてフリックすると、液晶テレビAQUOS側で表示がはじまるという、直感的な操作方法が採用されている。

なお、このDLNA経由で送られてきた動画を表示する機能は、今後発表される予定の、DLNAレンダラーとして動作する液晶テレビ“AQUOS”で利用できるようになるという。

さらに、スマートフォン自体をDLNAサーバーとして活用することも可能。静止画と動画の配信に対応しているが、3D動画の配信は行えない。また液晶テレビAQUOS画面右下の「AQUOSインフォメーション」欄には、配信を受けているサーバーの名称などが表示される。

AQUOS Phoneで写真を表示。これを画面上の矢印方向にフリックすると、テレビに表示させることができる

液晶テレビAQUOSのAQUOSインフォメーション欄にサーバー名が表示される

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