使わなくなったスマホ、保管するならここに気を付けよう!
機種変更で使わなくなったスマートフォンは、下取りに出すか売却するかの2択ではありません。家族に譲ってもいいし、カメラやオーディオプレイヤーとして活用するという選択肢もあります。数千円くらいしか値がつかないのであれば、手もとにおいて活用するほうがメリットが大きいのではないでしょうか。
しかし、お役御免となったスマートフォンは、その瞬間から手にしなくなるもの。ひょっとしたら売却する可能性もあるとしたら、再び日の目を見るそのときまで大切に保管したいものですよね。
そのポイントの1つは、「充電率を50%前後にする」こと。最近の機種のほとんどがリチウムイオンバッテリーを採用しているため、使わずに長期間放置すると過放電により電源がダメになってしまいます。使わない間は電源オフの状態にするものですが、半年に1回程度は電源を入れ、バッテリー残量を20〜80%の範囲に収まるようにしておきましょう。
もう1つは、保護ケースやアクセサリを外したうえで冷暗所で保管すること。それらに採用されることが多いポリウレタンやポリカーボネートは、空気中の水分と反応するとベタつきの原因となるからです。まとめて保管するなら、密封可能な小袋に乾燥剤を入れたうえで、直射日光があたらない温度変化の少ない場所で保管することがベストです。
これらの保管方法のポイントは、スマートフォンにかぎらずリチウムイオンバッテリーを内蔵するデジタルガジェット全般にいえることです。バッテリー交換が難しい製品の場合は特に、半年に1度は充電率のチェックを行うなどメンテナンスを忘れないようにしましょう。
