HOME > レビュー > そのガジェット、アルコールで消毒しても大丈夫?

【連載】ガジェットTIPS

そのガジェット、アルコールで消毒しても大丈夫?

公開日 2020/09/05 07:00 海上忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
なんでもかんでも消毒、消毒の昨今。飲食店では入店時に手指のアルコール消毒を求められ、食事を終えると席をアルコール消毒する店も増えています。

そして帰宅したら、家中をアルコール消毒...いやいや、ちょっと待って。木製の机や椅子はともかく、大切なデジタルガジェットを何も考えずにアルコール消毒するとは。あの部分にアルコールを塗ってしまうと、劣化が進むかもしれないじゃないですか!

あの部分にアルコールを塗ってしまうと、劣化が進むかも?

あの部分とは「ABS樹脂」。ABS樹脂は強度があり衝撃に強いうえ成形加工に優れ、ポータブル用途のデジタルガジェットにも多く採用されています。しかし、ポリエチレン(PE)や塩化ビニル樹脂(PVC)とは異なり、エタノール耐性は高くなく、表面の荒れやひび割れの原因になるといわれています。

消毒用に希薄されたエタノールの場合、すぐに深刻なダメージにつながる可能性は低いかもしれません。しかし、エタノールはABS樹脂のパーツを多く使う温水洗浄便座でも使用不可とされており、素材としては同じデジタルガジェットの筐体部分への影響が皆無なはずもなく、日に何度も繰り返し塗布されると影響は無視できなくなることでしょう。長く使いたいのであれば、他の方法で消毒することをお勧めします。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE