花粉症やウイルスの季節、とても便利に

マスクをしていてもiPhone「Face ID」ロック解除が可能に

編集部・風間雄介
2020年02月23日
顔認証でロックを解除する、アップルの「Face ID」技術。iPhone Xから搭載されはじめ、いまでは現行iPhoneのほとんどに搭載されている。

このFace ID、学習を重ねるため、髭を生やしたりメークを変えたり、多少風貌が変わっても認証を解除できる。帽子のあり・なしなどで「もうひとつの容姿」を登録することも可能だ。

ただし、これまではマスクをしていると、ロックを解除することはできなかった。マスクをずらして鼻を出せば認証解除できたが、ロック解除のたびにマスクをずらさねばならず、かなり面倒だった。

だが記者が本日、マスクで鼻まで覆っている状態でiPhoneのスリープを解除したら、すんなり認証されるようになっており、驚いた。まさか、と思って10回試してみたが、10回すべて解除に成功した。Face IDのアルゴリズムが変わったのだろう。

この状態でFace IDによるロック解除が行えた

SNSを検索してみると、iOS 13.3.1以降でマスク着用時のロック解除に成功した、という声が多いようだ。今回の検証にもiOS 13.3.1を使った。ちなみにテストに使ったのはiPhone 11 Pro Maxだ。

なお、マスクを着用したまま、設定から「もうひとつの容姿をセットアップ」しようとすると、顔を覆っているものを外すように指示され、実行できなかった。従来通り、顔を登録する際には素顔でなければならないようだ。

今回は「もうひとつの容姿」を設定することなしに、いつのまにかロック解除が可能になったので、学習が進むうちに「マスク着用時でも同一人物」という判断が行われたのだと考えられる。

この学習がどのように進むのか、どの程度マスクを装着し続けたら認識可能になるのか、マスクの種類による認識の違いはあるのかなど、現状ではわからないことが多い。今後検証を進めたい。

この季節は、花粉症の方にとってはマスクを着ける機会が増える。さらに今年は新型コロナウイルス予防も重なり、マスクを着けっぱなしで生活している、などという方も多いだろう。

マスクを着けていても解除できるようになったらセキュリティが不安、という声もありそうだが、個人的には今回の変更によって、とても便利になったと感じている。

関連記事