際立つiPhone 11のコスパの高さ

「iPhone XS」値下げを機に考える、いま“買い”のSIMフリーiPhone

編集部:風間雄介
2020年02月02日
ヨドバシカメラ、ビックカメラは1月31日、ECサイトでの「iPhone XS」販売を開始。同時に値下げも行われた。

256GBモデルは約4万円の値下げが行われ、かなり安くなったが、そもそもiPhone XSは、アップル公式サイトではすでに販売を終了したモデルだ。現行モデルとして販売されているiPhone 8やiPhone XR、iPhone 11のSIMフリーモデルと比べるとどうなのか、気になっている方もいるだろう。

今回の値下げを機に、それぞれのモデルのスペックや製品特徴を比較検討してみた。なお、iPhone 11 Pro/Pro Maxは一気に価格が上がるため、今回の比較対象からは除外した。

まず、3機種の販売価格や特徴を比べてみよう。これは1月31日時点での、ヨドバシカメラ秋葉原店の店頭価格で、すべて税込だ。

<iPhone 8> 2017年9月発売
・64GBモデル ¥58,080
・128GBモデル ¥63,580
 ※主な特徴:4.7インチ液晶、IP67、背面シングルカメラ、Touch ID、A11 Bionic

<iPhone XR> 2018年10月発売
・64GBモデル ¥71,280
・128GBモデル ¥76,780
 ※主な特徴:6.1インチ液晶、IP67、背面シングルカメラ、Face ID、A12 Bionic

<iPhone XS> 2018年9月発売
・64GBモデル ¥74,800
・256GBモデル ¥84,800
 ※主な特徴:5.8インチ有機EL、IP68、背面デュアルカメラ(広角/望遠)、Face ID、A12 Bionic

<iPhone 11> 2019年9月発売
・64GBモデル ¥82,280
・128GBモデル ¥87,780
・256GBモデル ¥99,880
 ※主な特徴:6.1インチ液晶、IP68、背面デュアルカメラ(超広角/広角)、Face ID、A13 Bionic

64GBモデルで比べると、約6万円から約8万円のあいだの、2.5万円程度のゾーンに、4機種がひしめいていることがわかる。

まず、とにかく安さを求めるならiPhone 8ということになるだろう。発売から2年以上が経過し、少しスペック面でも見劣りするようになっているのも確かだが、多くのアプリがサクサク動く。これで十分という方も多いはずだ。

iPhone XRとXS、そして11の3機種を比べると、iPhone 11の値頃感が際立つ。iPhone XRに1万円少しを足せば、防水が強化され、カメラはデュアルになり、プロセッサーも最新世代のものになる。カラーバリエーションもXRと同様、多くの色が揃っている。XRにしかない本体色にこだわっているなどの特別な理由がない限り、あえてiPhone XRを選ぶ理由は薄い。

次にiPhone XSとiPhone 11を直接比べてみよう。価格差は64GBモデルの場合が8,000円、128GBモデルの場合が13,000円となる。あまり大きな差ではないため、超広角カメラやプロセッサーの処理速度を重視するのであればiPhone 11をオススメしたい。

ただし、ディスプレイの画質にこだわりがあるなら話は別だ。今回の4機種のうち、有機ELを採用しているのはiPhone XSのみ。iPhone 11の液晶画面もキレイで、普通に使う分には何の問題もないが、仔細に有機ELと比べると見劣りしてしまう。

それにしても、こうして並べてみると、繰り返しになるがiPhone 11のコストパフォーマンスが高いことに改めて気づかされる。実際に売れているというのもうなずける。とはいえ、絶対額が安いわけではない。8万円-10万円程度という金額はおいそれと手が出せるものではない。

以前から噂されている廉価版iPhoneが、噂の通りに3月頃発表されるとしたら、どういった性能と価格のバランスで登場するのか、どのレンジに収まるのか。そしてその時、iPhone 8やXRなどの位置づけはどう変わるのか。今から興味が尽きない。

関連記事