【連載】ガジェットTIPS

クイズ! なつかしの固定電話、外部電源がなくても動く。○か×か?

海上忍
2020年01月10日

技術の変遷は早いもので、10年前は当たり前だった技術が廃れ、周囲の人に通じにくくなる事態も起こりえます。通信機器関連、我々の身近でいえば「電話機」がその代表格ではないでしょうか。「固定」と冠さなければ携帯電話と混同されかねず、使いかたを知らない世代すら存在します。

その固定電話機ですが、1985年を境に一変します。そう、電電公社の民営化に伴う日本電信電話株式会社(NTT)の誕生です。この民営化に伴い、技術適合認定を受けるか同等とみなされた固定電話機は自由に設置できるようになり、それまでの “黒電話” から店頭で販売される一般的な家電製品へと変貌を遂げました。

そうなると競争原理が働くようになり、留守番電話などさまざまな付加機能が用意されはじめました。付加機能は消費電力の増加を招き、いつしか固定電話機はACアダプタなど外部電源を用意することが当たり前になったのです。10代、20代の人は知らないかもしれませんね。

ということは、付加機能がないシンプルな固定電話機は外部電源を用意しなくていい...そのとおりです。消費電力はわずかで、しかも電話線/モジュラージャック経由で電力供給を受けるため(電話線には低圧電流が流れている)、ACアダプタは必要ありません。だから、自宅付近が停電になったとしても、電話線と電話局に問題がなければ通常どおり電話を受けることもかけることも可能です。2019年現在も、外部電源不要の固定電話機は販売されていますから、探してみては?

音声通話のみのシンプルな電話機は停電の影響を受けないことがあります(写真は「Pioneer TF-08」)

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