【連載】ガジェットTIPS

家のWi-Fiが遅い原因、実はUSB機器のノイズかも?

海上忍
2019年12月19日
いまやどの家庭にもある「無線LAN」。パソコンやスマートフォンのみならず、テレビやオーディオ機器にも欠かせない存在となりました。

USBに対応する機器も無線LANに負けず劣らず、むしろ数では上回るほど家庭に普及しています。その無線LANがUSB機器が出すノイズの影響を受けるとなると、聞き捨てることはできませんよね。

しかし、無線LANはUSB機器が出すノイズに影響を受けることは確かです。あらゆる条件で影響が出るわけではなく、USB 3.x対応機器と2.4GHz対応無線LAN機器の組み合わせに限られますが、通信速度低下などの現象が発生することがあります。

Intelが2012年に公開した文書「USB 3.0 Radio Frequency Interference on 2.4GHz Devices」によれば、USB 3.0に対応するデバイス、ケーブル、コネクタ、アンテナというすべての要素から高周波ノイズが発生し、2.4GHz帯無線LANの受信状態に悪影響を与えるとのこと。事情はUSB 3.1も同様です。

USB 3.0機器は無線LAN(2.4GHz帯)に影響があるノイズを発することがあります

つまり、ノイズ対策が施されていないUSB 3.x機器をパソコンやテレビにつなぎ2.4GHz帯無線LANで通信すると、ノイズの影響で通信速度が低下したり途切れがちになるかもしれません。

その対策のひとつが、5GHz帯の無線LANを使うことです。ルーターなどアクセスポイントとしての機能を備える無線LANの多くは、2.4GHz帯とともに5GHz帯の通信にも対応していますから、できるだけ5GHz帯で通信するよう設定を変えるのです。パソコンやテレビといった無線LAN子機側の設定も必要になりますが、コストはかかりません。

USB 3.0機器を購入するとき、しっかりとノイズ対策が施された製品を選ぶことも重要です。ノイズ対策が強くアピールされている製品を見ることは稀ですが、よく見れば「3重シールドケーブル」とか「フェライトコア」と書かれているかもしれません。購入前には必ずチェックしましょう。

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