【連載】ガジェットTIPS

Wi-Fiが遅くなった?もしかしたら“ルーターの再起動”で直るかも

海上忍
2019年11月30日
ルーターは、異なる2つ以上のネットワーク間でデータを中継する(ルーティングを行う)通信機器です。家庭に設置される場合は、インターネットとの接続経路が1つしかないLANに設置し、他の複数のパソコン/スマートフォンとの間でデータの流路を整理する目的で利用されます。

つまり、ルーターは外部ネットワークとの窓口であり、いつでもアクセスできるよう24時間365日常時稼働させておくことが一般的です。無線LANアクセスポイント機能を持つルーターは「Wi-Fiルーター」と呼ばれますが、基本的な役割は同じです。

ルーターの再起動がWi-Fi速度の解決につながることも

ルーターの再起動に意味があるかどうかですが、意味は「あります」。市販されているルーターの多くは、LinuxなどオープンソースのOSで動作しており、ルーティング機能に特化しているとはいえ立派なコンピュータです。長期間システムを稼働し続けても問題ないよう設計されてはいるものの、不具合のないソフトウェアは非常に稀という現実を踏まえると、再起動を行い動作をリセットすることは意味のないことではありません。

たとえば、無線LANアクセスポイントとして機能し続けるうち、通信チャネルが近隣のWi-Fiルーターと重複してしまい、通信速度が低下・不安定化することがあります。ルーターとしての機能が低下したわけではないものの、再起動により通信チャネルが選び直されるとパフォーマンスが改善されることがある(変化しないこともある)のです。

ルーターのシステムソフトウェア/ファームウェアに潜む不具合により、メモリリーク(プログラムが確保したメモリ領域を確保し続けてしまう現象)が発生、使える空きメモリ領域が次第に減ってしまいパフォーマンスが低下することもあります。この場合も、再起動が問題解消の近道です。

とはいえ、Linuxなどシステムソフトウェアの改良もあり、安定して動作するルーターがほとんどです。導入直後に比べ明らかに通信速度が低下した、つながりにくい、といった問題が発生しないかぎり再起動する必要はありません。

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