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【連載】ガジェットTIPS

USB Type-Cハブ、買ったのに使えないかも?先にチェックすべきはここ

2019/10/30 海上忍
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USBの新しいコネクタ規格「Type-C」が急速に普及しています。Type-AやMicro-Bなど従来型コネクタを搭載しないパソコン/スマートフォンも珍しくなく、薄さと軽さが身上のノートパソコンではType-Cを1基だけ備える場合も少なくありません。

そうなると必要な周辺機器が「Type-C USBハブ」。1つのポートを複数に分岐させる目的で利用しますが、分岐先はUSB端子に限らず、HDMI端子やイーサネット端子など種類は豊富で(Type-CはUSB規格以外の信号も流せる)、Type-C登場以前のUSBハブに関する知識が通用しません。

(参考)Satechi「V2 スリム マルチ USBハブ」

Type-C USBハブを選ぶポイントの1つは、PD(Power Delivery)対応の有無です。MacBookのように、パソコンにType-Cポートが1基しかなく、それが充電を兼ねている場合、充電しながらパソコンを使うにはUSBハブがPDに対応(給電機能を搭載)していなければなりません。USBハブにType-Cポートがあるとしても、PD対応でなければパソコンに給電できないので注意しましょう。

画質重視の外部ディスプレイを接続する場合には、USBハブに搭載のHDMIポートが「HDMI 2.0」に対応しているかどうかのチェックも必要です。Type-C USBハブが登場した当初は、HDMIポートを搭載していてもHDMI 1.4準拠(4K/30Pまで)という製品が多く、4K/60Pを出力できませんでした。写真やビデオの編集を行う予定があるのならば、HDMI 2.0対応のType-C USBハブを選びましょう。

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